12時半。
深夜。
さっきまでフクとじゃれあっていた。
フクはウサギ。
隣のケージに、
モルモットのマルが、
「僕も遊んでよ!」って、
ガリガリケージをかじっていた。
フクは我が家の一員に加わって2年になる。
娘が飼い始めたのだ。
かくいう私は、犬好き。
5年前に、
タロ、モモ、トトと名付けた、
ミックス犬の家族を、
老衰で順次看取った。
以来、
新たにワンちゃんを飼えなくなった。
愛苦しいワンちゃんの死は、
それほどつらい。
寿命の尽きた前夜、
寝たきりだったタロは、
いきなり頭をもたげて、
「ワン!」と一声。
のぞき込む私の顔をじーっと見つめた。
あれは、
かれの別れの挨拶だったと、
いまも信じている。
娘は犬よりも、
小動物を選択した。
かわいいハムスターだった。
続いてウサギ。
さらにモルモットと続いた。
いま、
娘の部屋には
三つのケージは所狭しといった感じだ。
娘が大学生になってから、
彼ら小動物の相手は、
私たち夫婦のお役目となった。
いまでは、
ウサギのフクは、
私の声を聴くと、
ピョンピョンと飛んでくる。
ベタベタとくっついてくる姿に、
私はメロメロだ。
首のあたりを掻いてやると、
じーっとなすがまま状態気持ちいいらしい。
わたしも、
幸せ気分だ。
愛犬たちの死の悲しみから、
ようやく脱せそうだ。
さあ、
フクにおやつをやろうっと。
あ?
夜中に食わせるのは、
ちょっとまずいかなあ。
しばらく一緒にいるだけでいいか。
お互いが癒されるために。
深夜。
さっきまでフクとじゃれあっていた。
フクはウサギ。
隣のケージに、
モルモットのマルが、
「僕も遊んでよ!」って、
ガリガリケージをかじっていた。
フクは我が家の一員に加わって2年になる。
娘が飼い始めたのだ。
かくいう私は、犬好き。
5年前に、
タロ、モモ、トトと名付けた、
ミックス犬の家族を、
老衰で順次看取った。
以来、
新たにワンちゃんを飼えなくなった。
愛苦しいワンちゃんの死は、
それほどつらい。
寿命の尽きた前夜、
寝たきりだったタロは、
いきなり頭をもたげて、
「ワン!」と一声。
のぞき込む私の顔をじーっと見つめた。
あれは、
かれの別れの挨拶だったと、
いまも信じている。
娘は犬よりも、
小動物を選択した。
かわいいハムスターだった。
続いてウサギ。
さらにモルモットと続いた。
いま、
娘の部屋には
三つのケージは所狭しといった感じだ。
娘が大学生になってから、
彼ら小動物の相手は、
私たち夫婦のお役目となった。
いまでは、
ウサギのフクは、
私の声を聴くと、
ピョンピョンと飛んでくる。
ベタベタとくっついてくる姿に、
私はメロメロだ。
首のあたりを掻いてやると、
じーっとなすがまま状態気持ちいいらしい。
わたしも、
幸せ気分だ。
愛犬たちの死の悲しみから、
ようやく脱せそうだ。
さあ、
フクにおやつをやろうっと。
あ?
夜中に食わせるのは、
ちょっとまずいかなあ。
しばらく一緒にいるだけでいいか。
お互いが癒されるために。
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