イタリア北部の病院の集中治療室で治療を受ける新型コロナの患者=AP
誰を死なせ誰を生かすべきか、私たちは決めなければならない
新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないイタリアやスペインでは、
事実上の医療崩壊が起きている。
現場では生存する可能性がより高い患者を優先する「命の選択」を迫られている。
「誰を死なせ誰を生かすべきか、私たちは決めなければならない」
連日 日本もコロナウイルス感染者が右上がりに増え続けている。
1年前に読んだ
垣谷美雨『七十歳死亡法案、可決』冬幻社文庫の小説を思い出した。
あらすじは、例外を除き、すべての国民は七十歳の誕生日から
三十日以内に死ななければならない。
日本のために死んでください。
(自分の場合、後2年4か月余りで70歳となり死ななければならない)
日本でも欧米と同じコロナウイルス感染者が爆発的に増え
「誰を死なせ誰を生かすべきか、私たちは決めなければならない」状況になったとき
為政者は『七十歳死亡法案、可決』のような視点で
生存する可能性がより高い患者を優先するということで
「コロナウイルス感染に罹った高齢者死亡、法案」が可決されたら
それこそ大変なことになる。
欧米のコロナウイルス感染者拡大は
対岸の火事とは思わず 真剣に考えていかねばならない。
日本医師会は、国より先に「医療危機的状況」を宣言。医療現場の切迫した実態を訴えた。
それに対し為政者の反応は鈍く 日本医師会の宣言に対し 機敏な回答がないのが気になる。
基礎疾患がある自分
感染した場合 重症になるリスクが極めて高いだけに
コロナウイルス感染にならないよう気をつけたいのだが
目に見えない敵だけに・・・・・・