目覚めた時には晴れていた
きのういちにちの大降りの春の雨は
目覚めた時には晴れていた。
目覚めた時には雨がやんでいた。
路傍に溜まった水には
さくらの花びらが落ち
万華鏡の模様のように 揺れていた。
空模様は
恋模様でもあり
人生模様でもある。
曇りあり
雨あり
雪降るときもある
晴れあり
陽ざしを浴びながら降る雨は
そらに虹が映え しあわせな気持ちにさせてくれる。
目覚めた時には晴れていた
雨が降っていたことも
嫌なことも失敗したことも
目覚めた時には 忘れていた。
目覚めた時に晴れていたことに「感謝」
こうして、いま、生きていることに「感謝」