老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1506;目覚めた時には晴れていた

2020-04-19 04:21:07 | 歌は世につれ・・・・


目覚めた時には晴れていた

きのういちにちの大降りの春の雨は
目覚めた時には晴れていた。

目覚めた時には雨がやんでいた。
路傍に溜まった水には
さくらの花びらが落ち
万華鏡の模様のように 揺れていた。

空模様は
恋模様でもあり
人生模様でもある。

曇りあり
雨あり
雪降るときもある
晴れあり

陽ざしを浴びながら降る雨は
そらに虹が映え しあわせな気持ちにさせてくれる。

目覚めた時には晴れていた
雨が降っていたことも
嫌なことも失敗したことも
目覚めた時には 忘れていた。

目覚めた時に晴れていたことに「感謝」
こうして、いま、生きていることに「感謝」