老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1505;春の雨

2020-04-18 14:48:19 | 阿呆者

ショパン 前奏曲 雨だれ


春の雨

やまない雨はないけれども
きょうの雨は まだ朝から降り続いている。

「雨がやんだら おわかれなのね」(朝丘雪路『雨がやんだら』)の歌があるけど
こうも雨がやまなければ わかれの言葉が言えなくなってしまう。

きょうの春の雨はやさしくない
ペアガラスの窓越に 雨音が容赦なく聞こえてくる
寝ていても気になり 眠れない

ショパンのような『雨だれ』のような静かな雨ならば
こころも癒される。

昼間なのに 雨が降り続き
窓の外は夕暮れどきのよう
なんだか寂しい風景のような気がしてならない
窓硝子に息を吹きかけ 
曇った硝子にあなたの名前を書いてみた
(wifeの名前です)

こうも強い雨が降りしきると
さくらの花びらたちは 冷たい春の雨に濡れ
雨の重さと風に耐えきれず落ちてゆく
さくらはもう終わりになるのか、と思うと寂しくなる。

きょうの春の雨は
いやなことを流し消してくれる雨ではなかった。

できるものなら
きょうの春の雨で
コロナウイルスという名の悪魔菌を流し消して欲しかった。





1504;折れた鉛筆の芯

2020-04-18 05:25:12 | 阿呆者
7歳になったgenki おじさん犬になってきたかな

折れた鉛筆の芯

きょうは、あさから雨
beagle genkiは 雨が嫌いで
雨のときは散歩をしない

「折れた煙草の 吸い殻で あなたの 嘘 が わかるのよ~」
と、中条きよしは歌う

折れた鉛筆の芯で わたしの心模様がわかる
書いていて 鉛筆の芯が折れると 挫折した気持ちになる

子どもの頃
勉強はしなかった癖に
トンボの鉛筆を箱(1ダース)をもらったときは
嬉しかった。
貧農の家にあり、田舎に住んでいたので
箱入りの鉛筆を手にすることはなかった。

いま、鉛筆よりもシャープペンシルのほうが人気なのかな
芯をとがなくてもいいし、ノックすれば芯が出て来る優れもの

私は鉛筆の方が好き
なんだかやわらかい感触がする
芯が減ると丸くなるのも なんだか愛らしい

いまは100円の鉛筆削り器でも十分間に合い
Snoopyのペンケースにも小さな鉛筆削り器が収まる

鉛筆の芯が折れても
鉛筆削り器で芯が再生する
折れた自分の心は
容易に立ち上がれないけど

いつまでも折れたままでは
心が死んでしまうので 「頑張ろう」と
自分に声をかけ 立ち上がり一歩を踏み出す

話は変わるけど
国民一律10万円給付
「平等」かもしれないけど
経済格差つまり貧富の格差があり
平等ではない
何をやっても平等な政策はないのかも

10万円給付 ないより「あった」ほうがいいが
国民が求めている政治は違うような気がする
我が家はwifeと私だけなので200,000円
できたら「人」の他に「匹」も数に入れ
我が家のワン公beagle genkiにも10万円給付対象にならないかな・・・・