いかなごの 季節となりて 嫁光る
(いかなごの きせつとなりて よめひかる)
13844 【季語】 玉筋魚 【季節】 晩春
鳩の春 我が前歩き 逃げもせで
(はとのはる わがまえあるき にげもせで)
13845 【季語】 春 【季節】 三春
冬薔薇 蕾がキラリ 露光る
(ふゆそうび つぼみがきらり つゆひかる)
13846 【季語】 冬薔薇 【季節】 三冬
桃の日に おたふく顔を 思い出し
(もものひに おたふくがおを おもいだし)
13847 【季語】 桃の日 【季節】 晩春
会ってない 会っても会ってない 亀が鳴く
(あってない あってもあってない かめがなく)
13848 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春
雨が降る 春雨の如 雨が降る
(あめがふる はるさめのごと あめがふる)
13849 【季語】 春雨 【季節】 三春
老い故か 句数の増えし 雛祭り
(おいゆえか くすうのふえし ひなまつり)
13850 【季語】 雛祭り 【季節】 仲春
春めくも 未だに見えぬ 春の空
(はるめくも いまだにみえぬ はるのそら)
13851 【季語】 春めく 【季節】 初春
雨降りは 囀りばかり 姿なく
(あめふりは さえずりばかり すがたなく)
13852 【季語】 囀り 【季節】 三春
もういいよ お水取りだよ 春よ来い
(もういいよ おみずとりだよ はるよこい)
13853 【季語】 お水取り 【季節】 仲春