春の水 小川流れて 春いまだ
(はるのみず おがわながれ はるいまだ)
14164 【季語】 春の水 【季節】 三春
一か八 短慮の附け 春の闇
(いちかばち たんりょのつけ はるのやみ)
14165 【季語】 春の闇 【季節】 三春
何もかも 日本崩れる 春の夢
(なにもかも にほんくずれる はるのゆめ)
14166 【季語】 春 【季節】 三春
見つからず 始めて開く 桜など
(みつからず はじめてひらく さくらなど)
14167 【季語】 桜 【季節】 晩春
雲の上 遍く照らす 春の陽が
(くものうえ あまねくてらす はるのひが)
14168 【季語】 春 【季節】 三春
菜の花も 雲雀の声も 遠く遠く
(なのはなも ひばりのこえも とおくとおく)
14169 【季語】 菜の花 【季節】 晩春
少し春 雲間に見える 陽の形
(すこしはる くもまにみえる ひのかたち)
14170 【季語】 春 【季節】 三春
少し春 我が気分すら 少し晴る
(すこしはる わがきぶんすら すこしはる)
14171 【季語】 春 【季節】 三春
窓ガラス 春色淡く 写しけり
(まどがらす はるいろあわく うつしけり)
14172 【季語】 春色 【季節】 三春
春一番 吹かずに終わる 春なるか
(はるいちばん ふかずにおわる はるなるか)
14173 【季語】 春 【季節】 三春
予報外 朧に見える 陽のマーク
(よほうがい おぼろにみえる ひのまーく)
14174 【季語】 朧 【季節】 三春
春服は タンスの中に 長居して
(はるふくは たんすのなかに ながいして)
14175 【季語】 春服 【季節】 三春