小腹空く 日永一日 腹の立ち
(こばらすく ひながいちにち はらのたち)
14176 【季語】 日永 【季節】 三春
陽はあれど 風の強きに 春おぼろ
(ひはあれど かぜのつよきに はるおぼろ)
14177 【季語】 春おぼろ 【季節】 三春
さくら鯛 謂われの議論 物はなし
(さくらだい いわれのぎろん ものはなし)
14178 【季語】 さくら鯛 【季節】 晩春
何もせで 今日も暮れゆく 日永かな
(なにもせで きょうもくれゆく ひながかな)
14179 【季語】 日永 【季節】 三春
春愁や 将来の不安の 消えずして
(しゅんしゅうや さきのふあんの きえずして)
14180 【季語】 春愁 【季節】 三春
テーブルに 顎乗せ眠る 春の午後
(てーぶるに あごのせねむる はるのごご)
14181 【季語】 春 【季節】 三春
春の闇 贈りし飾り 耳にだけ
(はるのやみ おくりしかざり みみにだけ)
14182 【季語】 春 【季節】 三春
冬型の 西風吹いて 東風いずこ
(ふゆがたの にしかぜふいて こちいずこ)
14183 【季語】 東風 【季節】 三春
春風は 臍を曲げたか 西の風
(はるかぜは へそをまげたか にしのかぜ)
14184 【季語】 春風 【季節】 三春
春の陽に 誘われ出れば 風痛し
(はるのひに さそわれでれば かぜいたし)
14185 【季語】 春 【季節】 三春
偶の晴れ 早起き亀の 日は永し
(たまのはれ はやおきがめの ひはながし)
14186 【季語】 日永 【季節】 三春