春眠 暁を覚えず 彼岸明く
(しゅんみん あかつきをおぼえず ひがんあく)
14132 【季語】 春眠 【季節】 三春
春眠も 吾子に奪われ 愛うえを
(しゅんみんも あこにうばわれ あいうえを)
14133 【季語】 春眠 【季節】 三春
日一日 パジャマ生活 春の闇
(ひいちにち ぱじゃませいかつ はるのやみ)
14134 【季語】 春 【季節】 三春
万華鏡 四方覗くも 春何処
(まんげきょう しほうのぞくも はるいずこ)
14135 【季語】 春 【季節】 三春
またも雨 彼岸明けれど 雨寒し
(またもあめ ひがんあけれど あめさむし)
14136 【季語】 彼岸 【季節】 仲春
見上げても 桜の蕾 膨らまず
(みあげても さくらのつぼみ ふくらまず)
14137 【季語】 桜 【季節】 晩春
菜の花や 月は雨中に 日は雲に
(なのはなや つきはうちゅうに ひはくもに)
14138 【季語】 菜の花 【季節】 晩春
この雨で 蒲公英のわた 散り行くや
(このあめで たんぽぽのわた ちりゆくや)
14139 【季語】 蒲公英 【季節】 三春
春愁や 嫁買いだめの 酒途切れ
(しゅんしゅうや よめかいだめの さけとぎれ)
14140 【季語】 春愁 【季節】 三春
見なくとも 見えるものあり 朧月
(みなくとも みえるものあり おぼろづき)
14141 【季語】 朧月 【季節】 晩春
春の夢 花いちもんめを 蓮華田で
(はるのゆめ はないちもんめを れんげたで)
14142 【季語】 春 【季節】 三春
待ち遠し 花は莟と 言うけれど
(まちどうし はなはつぼみと いうけれど)
14143 【季語】 花 【季節】 晩春