俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

桜餅

2012年03月17日 | 俳句

待ってました 暑さ寒さの 彼岸入り
(まってました あつささむさの ひがんいり)
14117 【季語】 彼岸 【季節】 仲春


韮青し ユリ科なれども 毒はなし
(にらあおし ゆりかなれども どくはなし)
14118 【季語】 韮 【季節】 仲春


春の晴 待ち遠しくて 早一月
(はるのはれ まちどおしくて はやひとつき)
14119 【季語】 春 【季節】 三春


仰げども 正体見えず 白木蓮
(あおげども しょうたいみえず はくもくれん)
14120 【季語】 白木蓮 【季節】 仲春


咳に覚め 眠れぬ夜に 月朧
(せきにさめ ねむれぬよるに つきおぼろ)
14121 【季語】 朧月 【季節】 晩春


両手挙ぐ 花の好みも 朧かな
(もろてあぐ はなのこのみも おぼろかな)
14122 【季語】 朧 【季節】 三春


不器用に 痩せた顎出す 春の月
(ぶきように やせたあごだす はるのつき)
14123 【季語】 春の月 【季節】 三春


卒業も 入学すらも 通過点
(そつぎょうも にゅうがくすらも つうかてん)
14124 【季語】 卒業 【季節】 仲春


両の手に ももさく抱くや 春の夢
(りょうのてに ももさくだくや はるのゆめ)
14125 【季語】 春 【季節】 三春


香に負け 早きに負けて 桜餅
(こうにまけ はやきにまけて さくらもち)
14126 【季語】 桜餅 【季節】 晩春


紅梅に 早春開く 気配無く
(こうばいに そうしゅんひらく きはいなく)
14127 【季語】 紅梅 【季節】 初春