HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

レッスン初め-M3ちゃん・あら野のはてに-

2009年01月13日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(小4);
ヒバリ教室に入って半年がすぎました。
「以前に習っていたときは、練習が大きらいだった」と言っていたM3ちゃん。
この半年 ヒバリ教室で過ごして、どのように成長したでしょうか・・・

暮れの一番最後のレッスンでは、「あわてんぼうのサンタクロース」に、大急ぎでコードネームの理屈を説明して、インスタントにコードで伴奏つけて弾いたんだった。
「まだクリスマスの本終わりたくない。来年もこの本がいい」と言っていたM3ちゃん、きょうはその中から「あら野のはてに」を持ってきました。
「左手の弾き方よくわからなかったから、コードで伴奏つけてきた」
「えっ、1回コード教えてあげただけなのに。それ覚えてたの?」
「うん」
クリスマス曲集には、楽譜にコードネームがふってあります。
M3ちゃんは、それを見ながら、自分でちゃんとCとG7の和音をつかんで、きれいに伴奏をつけて弾いているではありませんか。
「すごいね。ちゃんと自分でコード見つけられたんだね。せっかくこんなきれいに弾けたんだから、もう少しコード増やしていい?」
先生は、「♪イン・エク・セル・シス・デーオ」の歌詞の CとG7の間に、「F」と書き加えました。
「ここにFをひとつ入れてみて」
「えーと、Fは・・・C、D、E、F、G・・・だからファだね!」
M3ちゃんは、半月も前に1度教わっただけなのに、ちゃんとコードの理論を理解していて、Fのコードを見つけることができました。
「ね、F入れた方がすてきでしょ。ついでに、曲の一番最後にも、F-Cをつけよう。教会の賛美歌の終わりは、こうやって歌うんだよ。『ア~メン♪』ってね」
「ふうん、そうなの?」
C、G7、Fを使った「あら野のはてに」は、少しすてきになりました。

こうなると、もうちょっと欲張りたい。

「あのね、『グロ~~~リア~♪』のところは、この楽譜だと分散和音になってるよね。だから、コードでもタリラリ、タリラリって弾こうよ。Cのコードの音を、こうやって順番に動かすのよ。ほら、できるできる」
こうして、コードで伴奏をつけた「あら野のはてに」は、とってもすてきな仕上がりになりました。

M3ちゃん、今年はこんなふうにコードを使ったりアレンジしたりと、自由なスタイルで、一気に花開きそうな予感がします。

仲良しのMちゃんとのコンビで アンジェラ・アキの「拝啓・十五の君へ」を弾き語りするんだ!と張り切っているM3ちゃんなんだから、その言葉どおり すばらしい連弾&ボーカルパフォーマンスを実現してくれるにちがいありません!

レッスン初め-Mちゃん・アンジェラ・アキ-

2009年01月13日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小4);
しばらく見ない間に、また身長が伸びたみたい?
心身共に、若竹のようにスクスク成長しているMちゃんです。

今日は、クリスマス曲集から普段のテキストに戻って、最初の課題「光と闇の踊り」に入りました。
先生が、一回模範演奏をしてあげました。
「今のところが『光』だね!」
「あっ、ここが『闇』だ!」
曲を聴きながら、すぐさま反応する勘の良さ。
弾いてごらん、と言われ、Mちゃんは両手で弾いてみました。
この曲は、このテキストのオリジナルなので全く知らない曲。その上、16分音符の連続でテンポも速いし、手ごわいぞ、と思ったのですが、Mちゃんは思ったほどには苦労せず、なんとか最後まで弾くことができました。
こんな曲が、初見で弾けるほどの実力が、ついていたんだ・・・
今年も、大きな成長に期待できそうです。

「ねえ、あのこと、言ったら? さっき話したこと・・・」
Mちゃんと、後ろの椅子でマンガを読んで待っているM3ちゃんが、なにやら目くばせしています。
「なーに?」と聞いたら・・・
「あのね、前に、今度の夏のコンサートのとき二人で『ジュピター』やりたいって言ってたでしょ。それやめて、『拝啓 十五の君へ』やりたいの。いい?」
二人は、そんな素敵な計画を相談していたのでした。
「いいね!じゃ、夏になったとき、まだその曲が好きだったら、それやれば? で、この曲を二人で歌うの?」
「弾いて歌うの!」
二人は揃って、力強く宣言しました。
ひょ~、すごいね! それじゃ、ほんとにアンジェラ・アキみたいにやるんだね。
二人で弾いて、二人で歌う。
かっこいいな~♪

「弾き語り」って難しいけど、それに、アンジェラ・アキの「拝啓 十五の君へ」を弾き語りするのは すごーく難しいと思うけど・・・
だけど、二人にはがんばってもらいたい。
難しさに挑戦して、見事なパフォーマンスへと完成させてほしいよ。

M&M3コンビ、がんばれ!

レッスン初め-Y子ちゃん・カノン-

2009年01月13日 | レッスン日記(小中高生)
Y子ちゃん(小3);
暮れには、ずっと「クリスマス曲集」をやっていたY子ちゃんですが、クリスマスも終わり「1月からは、また元の『大人のためのピアノ教本』の続きをやってきてね」と言ってありました。
今日は、その続きの曲、パッヘルベルの「カノン」をやって来ました。

この曲は、とても昔のバロック時代の曲で、美しく親しみやすい旋律から、今ではイージーリスニングの曲としてもおなじみになっています。
左手は「通奏低音」といって 同じ旋律をくり返し演奏し、右手が細かい16分音符のバリエーションを次々と展開していく曲です。
とても大人っぽくて、音符も難しかったと思いますが、Y子ちゃんはちゃんと練習してきてありました。
さすがに今年も優等生のスタートです。

Y子ちゃんのレッスンの後、4年生のMちゃんとM3ちゃんが来ました。
Mちゃんが曲を弾き始めると、Y子ちゃんはその辺にあった「ヌンチャク(夏のコンサートの時に使った『偽プイリ』)」を持ち出し、こっそりパーカッションで伴奏を始めます。
はじめは、そーっと目立たない程度にやっているのですが、だんだん大胆になり、リズムも カン、カン、カカカン、ンカンカカン、カン!みたいに調子に乗り、大ブレーク。
弾いてるMちゃんは、吹き出しながら合間に「うるさい!」と叫び、先生は大笑いし、Y子ちゃんはパーカッション熱演しながらゲラゲラ笑い、大賑わいのレッスン室です。
「あんたねー、なんでそんな笑い方すんの。ケタケタケタケタ」とMちゃん。
「だ、だ、だって、一度笑い出したら、止まんないの~」と、まだ笑ってるY子ちゃん。

今年もまた、仲良くアンサンブルやっていけそうだね・・・(^◇^;)

レッスン初め-Tくん・バーナム-

2009年01月13日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(小3);
妹のTちゃんのレッスンが始まって少ししてから、「こんちはー」とやってきました。
この、微妙な時間差が なんかおもしろいです。
二人、どういうタイミングで家を出てきてるんだろうか。。。

Tくんは「バーナム」のピンクの本が 暮れまでに大分進んできていて、年明けの今日は「グループ3」の8番、「でんぐりがえし」から始まりました。
Cコードの転回アルペジオ「でんぐりがえし」と、同じくCコードからの跳躍「とびおりよう」を弾いて、オレンジのバーナムのアトランダムへと移ります。
「ルーレット、5番だ。えっ、これ、Tとおんなじ?」
「そうだね。おんなじだ。速く弾いてごらんよ」
バーナムの良いところは、繰り返し使っても、そのたびに違う課題を課することができること。
初めて弾いたときは音符読みの練習ができるし、再び弾いたときはなめらかに弾く練習ができるし、みたび弾いたときは もっと速いテンポで弾く練習ができるし、etc.etc....
だから、おにいちゃんと妹が同じ課題に当たっても、「こんなのやだー」ということにはなりません。

Tくん、大分指がしっかりしてきたと思います。
今年はぜひ、テクニックバリバリの曲に挑戦してもらいたいなあ。

あと、去年計画だおれに終わった、「アキ・ピアノ教本2」を、今学期中に終わらせようね、と約束して、T&Tきょうだいは 迎えに来たお母さんと一緒に帰っていきました。

レッスン初め-Tちゃん・雪のおどり-

2009年01月13日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小1):
「髪切ったよ!」
玄関での、Tちゃん第一声。
「ほら!前髪、いっぱい切ったんだよ」
「ほんとだ。後ろも切った?前はずいぶん長かったんだね。かわいくなったね♪」

長いお休み後は、こういった、子どもたちのちょっとした変化を見るのも楽しい。

「さ、バーナムからやろうね」
Tちゃんのバーナムは、ピンクの本が「主教材」で、オレンジの本が「アトランダム弾き教材」です。
「さあ、『人生ゲームのルーレット』で選ばなきゃ!」
Tちゃんは いそいそとピアノの下の台からルーレットを引っ張り出します。
そりゃ、このルーレットは、先生が 古い『人生ゲーム』からもぎ取ってきたんだけどさ、みんなは『ルーレット』と言っているのに、Tちゃんだけはなぜか、いつも『人生ゲームのルーレット』と、フルネーム(?)で呼ぶので笑えます。(^◇^)

さて、『人生ゲームのルーレット』で選んだバーナムも終わり、メインテキスト「ひいてうたって」の新しい曲「雪のおどり」に入ることになりました。
ニ短調なので、指のポジションがいつものハ長調から一つ右にずれることになります。
音符を読んだり、指番号を見たりと、難しいと思いましたが、Tちゃんはなんと初見で、右手も左手も正しく弾くことができました。
弾いているTちゃんの横顔をそっと観察してみると、Tちゃんの目は、今弾いているところの音符ではなく、1~2小節 先の部分を見ていることが確認できました。
つまり、1段目の最後の小節を弾いているとき、目はすでに2段目を読んでいる、ということで、これこそが 一人前の楽譜の読み方なのです。
1年生のTちゃんが、こんな大人っぽい楽譜の読み方ができていたことがわかって、大いに期待が持てる新年のスタートでした!\(^O^)/