HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

パパに曲をプレゼント♪

2017年01月31日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(年中):
先週 五線ノートに楽譜を書いてあげた「千と千尋の神かくし」のテーマ曲「いつも・何度でも」を 今日もまた弾きました。
先週、初めて楽譜を見て弾いたときより、ずいぶんスラスラとなめらかに弾けるようになってきています。
「先生」としては、本来のテキスト課題ではないし、まあ弾いたってことで満足できればよし、と思ってた曲でした。
レベル的にも大分背伸びでしんどいし、番外編ということで、そこまできっちりレッスンしなくても・・・と。
ところが、Cちゃんが言いました。
「これ、録音して、パパにプレゼントしたい」

実はCちゃん、前に何度か、この「録音してプレゼント」をしたことがあるので、今回もまたそれを思い出したようです。
録音するとなると、Cちゃん自身 きれいに録音したいので「もう1回練習しておく!」と 自発的に練習を繰り返すことになるので、先生としては「しめしめ!」なのです。
そこで、何度かリハをしたあと、先生のI-PHONEで録音し、「千とちひろ・Cより」とタイトルをつけて保存しました。
「パパに送ってね」とCちゃんが言います。
Cちゃんのレッスン連絡先は いつもパパの携帯なので、送信先は登録してあります。
さっそく録音データを送信しておきました。

あとでパパからメールが届き、家に帰ったら 部屋の入口に、録音したから聴いてね、という内容のCちゃんからのお手紙が貼ってあったそうです。
録音も聴き「一生懸命弾いていますね」と言ってくれました。

レッスンのテキストとは外れてしまって、時間が無駄になったでしょうか。
私はそうは思わないです。
回り道みたいになっても、こうやって「素敵だと思った曲を、がんばって弾く」「誰かのためにじょうずに弾いてプレゼントする」ということは、指練習を繰り返すこととはまた違った 豊かな感性を養うことができる。(”録音”のために完成を目指して練習することも役にたつ)。
いろいろメリットがあるので、いいレッスンができたと思っています。
それに、こんなことしたり考えたりできるのは、今の幼い時だけ!
その、柔らかな心を大切にすくい上げていきたいと思うのです。