楽譜というのは、とても大事です。
昔は 便利な録音とかデータ保存、なんてなかったから、ほかの人に音楽を伝えたいときは楽譜を書くしかありませんでした。
現代の私たちが、バッハやベートーヴェン、ショパンなど昔の作曲家の作った曲を弾くことができるのは、彼らが詳細な楽譜を書いて遺してくれたからです。
楽譜の大事さがよくわかりますね。
Sちゃん(中1):
いずれ聴音(ちょうおん=メロディー、和音など「を聞き取って、楽譜に書き取ること。)などもやりたいということで、まず手始めに、思っているメロディーを正しく書けるかどうかやってみました。
真新しい五線ノートを広げたSちゃんに、先生は言いました。
先生「何書こうかなあ・・・そうだ、『チューリップ』を楽譜に書いてごらん」
Sちゃん「え、チューリップ?えー、わかんないー。どうやって書くのかなあ(汗)」
先生「ほかの人が見て弾いたときに、ちゃんと『チューリップ』の曲になるように書くんだからね。何の音でどのように弾いたらいいか。自分で考えて書いてみて。」
Sちゃんは「うーん、うーん」と大苦戦しながら書きはじめたのですが・・・
先生「どれどれ・・・ドー、レー、ミー...?そうね、それはいいけどさ。そんなにどんどん書いちゃダメじゃん。ドレミドレミソ~じゃリズムがわかんない。そうそう、ドレミ、ドレミ、ってお休み書けばちゃんとリズムができたね。で、それは何拍子なの?4分の4拍子?そうそう。じゃそう書いて。最初にだよ。・・・って分数じゃないんだから、4と4の間に線なんか書かないの!」
と、こんな調子で四苦八苦しながらも、ようやく「チューリップ」のメロディーを最後まで書き終わりました。
が、五線譜の端から行き当たりばったりに書いていったので、2段目の半分くらいで曲が終わってしまい、五線の右側が山ほど余ってしまってます。
点になった目でぼんやりとそれをながめたSちゃんはどうしたか。
「どうしよう・・・こんなに余っちゃった・・・そうだ、塗りつぶしちゃおう」
「ダメだよー、塗りつぶしちゃ!」
エンピツを握りしめたSちゃんを押しとどめ、最初にト音記号と拍子記号、場合によっては調子記号も書いたら まず小節割り。五線譜の最後を縦線で締め、段の真ん中で一区切り、さらにそれを半分ずつに区切ったら、1段4小節ずつの整然とした五線譜ができるでしょ?!ってところから伝授しました。
Sちゃん、自分のミスを指摘されるたびに「アハハ、アハハ」と大爆笑した後は「あぁ~、なるほど~」と感心しています。
ちゃんとした楽譜を書けるのはいつの日か。
昔は 便利な録音とかデータ保存、なんてなかったから、ほかの人に音楽を伝えたいときは楽譜を書くしかありませんでした。
現代の私たちが、バッハやベートーヴェン、ショパンなど昔の作曲家の作った曲を弾くことができるのは、彼らが詳細な楽譜を書いて遺してくれたからです。
楽譜の大事さがよくわかりますね。
Sちゃん(中1):
いずれ聴音(ちょうおん=メロディー、和音など「を聞き取って、楽譜に書き取ること。)などもやりたいということで、まず手始めに、思っているメロディーを正しく書けるかどうかやってみました。
真新しい五線ノートを広げたSちゃんに、先生は言いました。
先生「何書こうかなあ・・・そうだ、『チューリップ』を楽譜に書いてごらん」
Sちゃん「え、チューリップ?えー、わかんないー。どうやって書くのかなあ(汗)」
先生「ほかの人が見て弾いたときに、ちゃんと『チューリップ』の曲になるように書くんだからね。何の音でどのように弾いたらいいか。自分で考えて書いてみて。」
Sちゃんは「うーん、うーん」と大苦戦しながら書きはじめたのですが・・・
先生「どれどれ・・・ドー、レー、ミー...?そうね、それはいいけどさ。そんなにどんどん書いちゃダメじゃん。ドレミドレミソ~じゃリズムがわかんない。そうそう、ドレミ、ドレミ、ってお休み書けばちゃんとリズムができたね。で、それは何拍子なの?4分の4拍子?そうそう。じゃそう書いて。最初にだよ。・・・って分数じゃないんだから、4と4の間に線なんか書かないの!」
と、こんな調子で四苦八苦しながらも、ようやく「チューリップ」のメロディーを最後まで書き終わりました。
が、五線譜の端から行き当たりばったりに書いていったので、2段目の半分くらいで曲が終わってしまい、五線の右側が山ほど余ってしまってます。
点になった目でぼんやりとそれをながめたSちゃんはどうしたか。
「どうしよう・・・こんなに余っちゃった・・・そうだ、塗りつぶしちゃおう」
「ダメだよー、塗りつぶしちゃ!」
エンピツを握りしめたSちゃんを押しとどめ、最初にト音記号と拍子記号、場合によっては調子記号も書いたら まず小節割り。五線譜の最後を縦線で締め、段の真ん中で一区切り、さらにそれを半分ずつに区切ったら、1段4小節ずつの整然とした五線譜ができるでしょ?!ってところから伝授しました。
Sちゃん、自分のミスを指摘されるたびに「アハハ、アハハ」と大爆笑した後は「あぁ~、なるほど~」と感心しています。
ちゃんとした楽譜を書けるのはいつの日か。