ひまわりちゃん(中1):
ショパンの「別れのワルツ」を、発表会のために練習しています。
この曲は「ロンド形式」で書かれています。
「ロンド形式」というのは、ひとつの主題メロディー(Aメロ)が、次々と現れるBメロ、Cメロ…などの間を繋(つなぐ)ように投入されているスタイルの曲を言います。
構成図で書くと
A - B - A - C - A - D - A …
という感じ。
「エリーゼのために」などが、この「ロンド形式」です。
今、ひまわりちゃんはA、B、部分がほぼ出来上がって、C部分に取り掛かっています。
C部分も、あと左手の伴奏が出来れば完成、となり、そうしたら曲も大体出来上がってきます。
「ねえ、早くない?まだ9月になったばっかりなのに!」と、ひまわりちゃんは自分の順調さに感心しています。
「もう出来ちゃって、あとどうするの?」
大丈夫大丈夫。
ショパンはね、ただ弾くだけじゃないから。
これから美しい音色、曲想の表現を追求していくんだから。
これからがレッスンも本番なんだからね。
結婚の約束を交わしながらもも結ばれなかった、ショパンとマリア・ヴォジンスカとの 愛と別れの物語。
12歳のひまわりちゃんに、その甘く切ない音色が表現できるのであろうか…
ちょっと不安がなくはないけど
ちょっと前に、先生が「こんなふうに弾いて欲しいのよ」と冒頭だけお手本を弾き、次に比較として「ただ楽譜通りに弾いただけじゃこうなっちゃうよ」と、NG例を弾いたら、
「赤ちゃんが弾いてるみたいー」と 大ウケだったひまわりちゃんだから、きっと、心を込めて、美しいショパンを弾いてくれることでしょう。
頼むよー
期待してるからね。
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