HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ショパンのフレーズは筆文字で🎵

2022年05月19日 | 音符・楽譜・テクニック

ひまわりちゃん(中1)、今年の発表会でショパンのワルツを弾くことになり、GWが終わった頃から少しずつ練習し始めました。

 
ひまわりちゃんが弾くのはワルツ9番(通称別れのワルツ)。ゆるやかなテンポの、甘く切ない「これぞショパン!」という曲。
 
今日、最初の1ページの右手は一応弾けるまでになってレッスンに来ました。
「うん、旋律も、指づかいもきちんと間違いなくできてるね」と先生。
「そしたら次。ショパンは、ただ正しく弾くだけじゃダメなの。呼吸するようにフレーズを弾かなきゃいけない」
「呼吸…って?」
「それはね…あっ、そうだ」
先生は引き出しをかき回し、「ボールペン」と「筆ペン」を1本ずつ持ってきて、紙に文字を書きました。
 

「ボールペンで書いた文字は、どこも同じ太さ、同じ力加減。だけど筆で書いて、最初はグッと重みをかけ、ふんわりとカーブを描き…そして最後はスッと抜くと、ほら、線にやわらかさと膨らみが出てくるね。そして線の最後は、スッと細くなってる。
ショパンを弾く時、この筆で書く時のように、フレーズの中程はふっくら、最後はスッと抜くように弾く。ねっ、『抜き』が肝心なの。これは絶対にやってもらわなきゃダメなの」
そして実際に、手首を使って柔らかく「抜く」お手本を示します。
ひまわりちゃんは真剣にそれにならい、全部のフレーズをきれいに「抜いて」弾くことができました。
「できたできた!ねっ、来週まで、きれいに『抜いて』フレーズが弾けるように練習してきてね」
「うん、わかった」
 
フレーズをきれいに弾く「抜き」は、ヒバリ先生が特に大事にしていて、ヒバリ教室のお家芸とも言える大切なテクニックなのです。
ひまわりちゃん、是非これを身につけて、より一層「ヒバリッシュな」(?)ピアニストになっておくれ。
 


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