HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ラプソディー・イン・ブルーのフィニッシュはシンバルの音

2020年10月15日 | クラシック曲

Sちゃん(高2):

高校生は月3回レッスンとしているので、今日が今月最初のレッスン。

久しぶりです。

発表会に弾く「ラプソディ・イン・ブルー」の楽譜を、前回最後まで渡してあり、今日はともかくも最後まで弾きました。

フィニッシュの直前部分がいまいち未完成ですが、冒頭から中間部、後半までは暗譜もしっかり出来て流暢に弾けています。

このように調子良く弾けるようになるのはとてもいいことですが、危険も出てきます。

一つはテンポが走りがちになること。

それともう一つ、何も考えなくても手がどんどん動いて、機械的な音の流れになってしまうことです。

Sちゃんには「オーケストラの音や、今どんな楽器が弾いてるかってことをイメージして弾いてみてね」とアドバイスしました。

終盤の力強い2拍子はティンパニの音。

そのあと出てくるメインテーマのところや、一番最後の音は、もちろんシンバルだよね?!

Sちゃんも、うんうん、とイメージが浮かんでる様子です。

それをイメージして弾くと、ちゃんとそういう音になるので、みなさんもぜひやってみてね。

「あとね、Sちゃんにもう1曲、お願いしたいのがあるんだ」

先生が渡したのは、発表会のオープニングでジュニアクラス全員で演奏する曲のピアノ伴奏譜です。

今年のオープニング曲は「ウィンター・ワンダーランド」。

軽やかなミドルスィングのアレンジにしました。

「あ、私、この曲好きなんです」

「ちょっと弾いてみるね」

先生がピアノに向かってお手本を弾きました。

弾きやすく、ってことをあまり重視せずにアレンジしてしまったので、弾く人は困るかなあ…

「どうかな。けっこうコードが複雑…かな?」

「そう、そう思った…でも、それだからイイと思います!可愛い。」

よかったー、引かれなくて。

「ラプソディで複雑なコードいっぱい弾いて慣れてるでしょ。複雑ついでにさ、コレもお願い。ねっ」ってことで、さっそく、ちょっと弾いてみてもらいます。

少しだけ弾き方をガイドして、Sちゃんが弾いてみたら、ジャズのスィンギーなリズムもちゃんと取れたし、複雑な和音の連続も、すぐ完全に弾けました。

すばらしい!こんな実力あったとは。

さすがヒバリ教室ジュニアクラスの最上級生だ!

オープニング、お願いね!

…と言ってるところへ

♪ピンポ〜ン

が鳴りました。

「あっ、来た!新しく入った“Sちゃん”だよ。4歳なの」

「えっ、見た〜い」

ということで、次の日記につづきます。

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