Sちゃん(高2):
高校生は月3回レッスンとしているので、今日が今月最初のレッスン。
久しぶりです。
発表会に弾く「ラプソディ・イン・ブルー」の楽譜を、前回最後まで渡してあり、今日はともかくも最後まで弾きました。
フィニッシュの直前部分がいまいち未完成ですが、冒頭から中間部、後半までは暗譜もしっかり出来て流暢に弾けています。
このように調子良く弾けるようになるのはとてもいいことですが、危険も出てきます。
一つはテンポが走りがちになること。
それともう一つ、何も考えなくても手がどんどん動いて、機械的な音の流れになってしまうことです。
Sちゃんには「オーケストラの音や、今どんな楽器が弾いてるかってことをイメージして弾いてみてね」とアドバイスしました。
終盤の力強い2拍子はティンパニの音。
そのあと出てくるメインテーマのところや、一番最後の音は、もちろんシンバルだよね?!
Sちゃんも、うんうん、とイメージが浮かんでる様子です。
それをイメージして弾くと、ちゃんとそういう音になるので、みなさんもぜひやってみてね。
「あとね、Sちゃんにもう1曲、お願いしたいのがあるんだ」
先生が渡したのは、発表会のオープニングでジュニアクラス全員で演奏する曲のピアノ伴奏譜です。
今年のオープニング曲は「ウィンター・ワンダーランド」。
軽やかなミドルスィングのアレンジにしました。
「あ、私、この曲好きなんです」
「ちょっと弾いてみるね」
先生がピアノに向かってお手本を弾きました。
弾きやすく、ってことをあまり重視せずにアレンジしてしまったので、弾く人は困るかなあ…
「どうかな。けっこうコードが複雑…かな?」
「そう、そう思った…でも、それだからイイと思います!可愛い。」
よかったー、引かれなくて。
「ラプソディで複雑なコードいっぱい弾いて慣れてるでしょ。複雑ついでにさ、コレもお願い。ねっ」ってことで、さっそく、ちょっと弾いてみてもらいます。
少しだけ弾き方をガイドして、Sちゃんが弾いてみたら、ジャズのスィンギーなリズムもちゃんと取れたし、複雑な和音の連続も、すぐ完全に弾けました。
すばらしい!こんな実力あったとは。
さすがヒバリ教室ジュニアクラスの最上級生だ!
オープニング、お願いね!
…と言ってるところへ
♪ピンポ〜ン
が鳴りました。
「あっ、来た!新しく入った“Sちゃん”だよ。4歳なの」
「えっ、見た〜い」
ということで、次の日記につづきます。
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