ごましおくん(小2):
春の運動会で踊った「ツバメ」の曲を「発表会で弾きたい」と自分で決めました。
今日はピアノの夏休み明けで、レッスンも間が開いたりしているにも関わらず、びっくりするように流暢(りゅうちょう)にメロディーが弾けていて、思わず「う、うまいじゃん〜」と叫んでしまう出来栄えです。
いつの間に、こんな滑らかな指さばきができるようになった?!
「真ん中から後は、まだあんまりなんだけどさ」と ちょっとシャイっぽく、それでもかなり指が馴れて、楽譜を見なくても弾けている(っていうか、見ながらは弾きづらいタイプ)なので、「おお!すごい!ブラインドタッチじゃん!」と持ち上げる。
調子に乗って「目つぶって弾いてみる!」と 目をつぶって弾く。
弾けるねぇ〜 ほとんどミスなしだ。
「ツバメ」は 結構長い曲で、いくつかの段落から構成されています。
今、ごましおくんは、最初の段落のメロディーが完成し、2つ目の段落に取り掛かっているところです。
じゃ、最初の所だけは伴奏つける練習に入る?と聞いたら
「ボクは、最後までメロディーを続けてスラスラ弾けるようにしたい。それから伴奏始めたい」という ごましおくんの意向です。
ごましおくんらしい、ステキな味わい方だと思います。
「あのさ、楽譜に、続きの所書いてないよね?『悲しい気持ちに飲み込まれて…』ってとこ」と、ごましおくんが言いました。
バレたか。実はそうなんだ。
トリオまで全部の楽譜を渡されたら、ページがいっぱいでごましおくんが引いちゃうかな、と思って。
「そうなんだ。でも、やっぱさ、全部入っての歌なんだからさ、あった方がいいかなって」
とごましおくん。
その通り。楽曲っていうのはそういうもんだ。
それを感じてるごましおくんなのに、お見それして失礼しました、と私は反省しました。
ごましおくん、大人。8歳だけど。
「だけどさ、すっごく長くなっちゃうよ?練習する分がいっぱいになっちゃうよ?」と突っ込まれ
「うーん… 確かに」
そこでビビるのは やっぱ子ども。
「どうする?」
二人で考え、トリオの部分は、一応やってみて、とても無理となったら省くことにする、ということにしました。
次回のレッスンの時までに、トリオ部分の楽譜も作っときます