ゴマちゃん(小5):
夏休み、いろんな所へ行っていて「あんまり練習できなかったよ」と言いながら「フレンド・ライク・ミー」の楽譜を広げましたが、弾き始めたのを聞いたら、なんとなんと すごく上手になってます。
上手、っていうのは、何だろう、ノリが良くなってるっていうのが一番かな。
あと、タッチに自信があふれてきてる、っていうこととか、ポップスらしい手首のスナップが効いてきてる、っていうこととか。
つまりはたくさん弾いてきてる、ってことではないでしょうか。
練習って、「義務」とか「課題」とか「ミッション」とかっていう、どちらかというと「まじめに取り組むもの」「重いもの」として捉えられることが多い気がします。
そして、がんばって練習を実行した時には「やったよ。えらいでしょ」みたいな、「勉強がんばったぞ気分」になる。
だけど、自分が楽しくて何回も弾いてしまう時は「勉強してる」気持ちじゃないので、いくら弾いても「がんばった自分、えらいでしょ」にはならない。
そういうことなんじゃないかなあ。
ゴマちゃんも、「今日の練習をこなさなきゃ」じゃなく、空き時間にちょこちょこ楽しんでいたら、それが練習効果となって いつのまにか上手になってた、ってことなのでは…
ヒバリ先生としては、それは理想です。
音楽が、ピアノが、楽しくて つい自然に弾いてしまう。
弾いたら、もっとかっこよく弾きたいから、何度も弾いてしまう。
結果、いっぱい練習したことになって、上手になってしまう。
それが一番だと思うんです。
ゴマちゃん、発表会で弾く「フレンド・ライク・ミー」が、本当に大好きみたいだね。
この曲を弾けば弾くほど、もっともっと好きになって、かっこいい「ゴマちゃんのフレンド・ライク・ミー」を作り上げてほしいです!