HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ジェリーくん、低い音がイヤな理由🎵

2022年09月15日 | レッスン日記(小中高生)

ジェリーくん(小1)

先週、「カイト」の左手コードの位置を「この音はオクターブ下で弾いて」と指示したら「やだ。こっちがいい」と 高い音に執着していましたが、今日もやっぱり 低い音は使わず 指示は守っていませんでした。

「この間、Eはこっち(低いポジション)で弾いてって言っといたでしょ」

「うーん、でも高い方に慣れちゃったから」

「慣れてるからって、それだけで決めるわけにはいかないんだよ?」

今日はちょっと強く言ってみました。

FからEにいくとき、左手に ファ ってメロディーができるの。いきなり高いEに飛んだら、すごくおかしいの!」

いつもと違って、今日は断固許してあげなかったので、ジェリーくんも渋々 低いEを弾いてみたんだけど。

そのあとで、なぜ低い音を弾きたがらないのか、その理由が判明。

ジェリーくんが小さい声で「低いのは怖いんだもん」とつぶやいているのが聞こえたのだ。

そうか。まだ6歳のジェリーくん、低音の和音は、重厚すぎて怖いのか

それで、なんだかんだ理由をつけてたんだ。

そこで、一旦気分を変え、もう少し伴奏付けが整ってから教えようと思っていた「アレンジ構成」を、先に教えることにしました。

「最初はね、伴奏も軽〜くつけるの。こんなふうに」

先生はお手本を弾いて見せました。

「そして、両手ともこっちの高い方の音で」

それは今思いついた新しいアレンジ。

高音を使って、透明感のあるプロローグを作る。

「そして2回目に同じメロディーを弾く時はね、左手だけ1オクターブ下げて」

すでに両手とも高い位置に上げてあるので、先生が言うように「EはFの下で」弾いても、怖い音にはなりません。

「そしてね、前にパパがやったみたいに、コードをこんなふうにドミソ、ドミソ、と順番に弾く」って、分散和音のことです。

それを聞いたジェリーくん、にま〜と笑いました。

「それ、やりたかった!」

そして、さっそくメロディーに分散和音を合わせる練習に取り組み始めました。

よっしゃー、師弟合意成功。 

お互いが満足なアレンジが成立しそうだぞ!

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