ジェリーくん(小1):
先週、「カイト」の左手コードの位置を「この音はオクターブ下で弾いて」と指示したら「やだ。こっちがいい」と 高い音に執着していましたが、今日もやっぱり 低い音は使わず 指示は守っていませんでした。
「この間、Eはこっち(低いポジション)で弾いてって言っといたでしょ」
「うーん、でも高い方に慣れちゃったから」
「慣れてるからって、それだけで決めるわけにはいかないんだよ?」
今日はちょっと強く言ってみました。
「FからEにいくとき、左手に ファ→ミ ってメロディーができるの。いきなり高いEに飛んだら、すごくおかしいの!」
いつもと違って、今日は断固許してあげなかったので、ジェリーくんも渋々 低いEを弾いてみたんだけど。
そのあとで、なぜ低い音を弾きたがらないのか、その理由が判明。
ジェリーくんが小さい声で「低いのは怖いんだもん…」とつぶやいているのが聞こえたのだ。
そうか。まだ6歳のジェリーくん、低音の和音は、重厚すぎて怖いのか…
それで、なんだかんだ理由をつけてたんだ。
そこで、一旦気分を変え、もう少し伴奏付けが整ってから教えようと思っていた「アレンジ構成」を、先に教えることにしました。
「最初はね、伴奏も軽〜くつけるの。こんなふうに」
先生はお手本を弾いて見せました。
「そして、両手ともこっちの高い方の音で」
それは今思いついた新しいアレンジ。
高音を使って、透明感のあるプロローグを作る。
「そして2回目に同じメロディーを弾く時はね、左手だけ1オクターブ下げて」
すでに両手とも高い位置に上げてあるので、先生が言うように「EはFの下で」弾いても、怖い音にはなりません。
「そしてね、前にパパがやったみたいに、コードをこんなふうにドミソ、ドミソ、と順番に弾く」って、分散和音のことです。
それを聞いたジェリーくん、にま〜と笑いました。
「それ、やりたかった!」
そして、さっそくメロディーに分散和音を合わせる練習に取り組み始めました。
よっしゃー、師弟合意成功。
お互いが満足なアレンジが成立しそうだぞ!
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