HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

音階練習 バーナム2

2017年03月28日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(小3):
先週 緑のバーナム(バーナム2)でやった「階段をおりよう」という課題。
「速く弾こう」ということになっていたので、「よーし」とモーションかけて張り切っています。
いちばん高い方のドから4オクターブ下のドまで、両手そろえて一気に駆け降ります。

ドーシラソファミレ、ドーシラソファミレ、ドーシラソファミレ、ドーシラソファミレド!

3年生のHちゃんにとって、両手4オクターブ分のピアノ鍵盤は広い!高音は雲の上、低音は地面の下、くらいの落差に感じられてるんじゃないかと思う・・・
2オクターブ下りたところで、指をまちがえた!もう一度!
今度は3オクターブで間違えた!
高い音、低い音はどうしても手の位置に無理が出そうになり、フォームが崩れて、そのためつい違う指を使いたくなってしまうのです。
Hちゃん、椅子の上でちょちょっ!と移動しながら弾いてみたりしましたが、そのうち「えーい」と立ち上がりました。
「椅子いらないね? 取っちゃうよ」と先生が椅子を遠くへ外し、「うんっ!」とHちゃんは、ピアノの最高音位置に勇ましく仁王立ち。
せーの!

ドーシラソファミレ、ドーシラソファミレ、ドーシラソファミレ、ドーシラソファミレド!

音が下がるにつれてHちゃんもカニのように横ばいで移動しながら弾く。
ドーシラ、ソファミレ、ドーシラ、ソファミレ、とリズムに乗り、ヒザではずみをつけながら。
うん、そのリズム、なかなかいいな。

見ていたS子ちゃんから「うわー、すごいことやってる」と驚かれながら、Hちゃんは大健闘して「階段を降りよう」を弾きとおし、合格することができました。
ふうー、がんばったね!

このところ、「音階」に取り組んでいる人が、Hちゃんを含め たまたま何人かいて。
それぞれがテキストも課題も各人各様で、なかなか興味深いです。
でも、音階の理想形は同じ。
なめらかに、粒をそろえて、はやく正確に。
音階の道のりは長い・・・

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