K子さん(大人):
「今日はコレを見てもらおうと思って練習してきたんだけど・・・なんっか私が弾くとヘンなのよねぇ?」
と言いながら弾いたのは、ジャズ曲集の「サテン・ドール」です。
スタンダードナンバーの定番、とてもおしゃれな曲です。
和音やメロディーの音はしっかり取っていて、練習の跡が見えているのですが、「何か変」というのは、ズバリ「リズム」なんですよね。
楽譜のリズムの刻みがややこしいので、難しい部分はゆっくりになったり手を準備する間があいたり、逆にわかっている部分はサッサと突っ走って弾いてしまったり。
曲のサイズが伸びたり縮んだり、部分的に速かったり遅かったりしたら、ちゃんとメロディーが伝わりませんよね。
確かにジャズのリズムのノリは独特なので、譜面を見ただけでそれらしく弾くのは至難の業だけど。
だから弾けなくてもしょうがないんだけど。
でもね、難しくて速く弾けない、と思ったら、曲全体をゆっくり弾いてね。(^o^;
図形の拡大、縮小と同じように、全体を引き延ばしたり縮めたりするのはアリです。
だけど部分的に拡げちゃったりすると、曲がイビツになってしまうので、それはナシでお願いします。
え~、全体を、弾けないところに合わせてノロノロ弾くなんてつまんない~ と思うよね。
その時は、弾けない部分だけをピックアップして、しっかり納得いくように練習しましょう。
ゆっくり拍を数えて、タイミングをはかって、よーく練習して、納得できたら、すこーしテンポを上げてみます。
それで弾けたら、また少しテンポを上げて。
そうして、弾けなかったところがほかの弾けるところに追い付いたら、その曲に合ったテンポで楽しく弾きましょう。
K子さんはジャズの練習用にデジタル・キーボードも買ったので、それも上手に活用できるように、次回はレッスンの時にキーボードも使って合わせてみましょう、ということにしました。
なんたってジャズは「リズムが命」だからね。♪
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