HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ひとりで帰るの

2010年06月16日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小1):
「あのね、今日は、途中まで一人で帰るの」
玄関まで送ってきてくれたママと別れてから、Sちゃんは興奮ぎみに言いました。
「へー、一人で帰るんだ。そうか、もう小学生だからね。途中で、ママと待ち合わせ?」
「そう!あそこの角まで、ママが来て、待っててくれるの!」
そうなんだ・・・ だんだん、一人で往復もできるように、練習始めるんだね。
(「あそこの角」は どこのことだか、よくわかんなかったけど)

さあ、レッスンレッスン。
先週あげた、「きらきら星」の新しいバリエーション、Sちゃんはちゃんときれいに弾いてきていました。
ほうらね、心配しなくても、簡単だったでしょ。
「Sちゃん、もう、新しい楽譜も上手に弾けたね・・・・もうこれ以上は、増えちゃダメ?」
「うん、いいよ、増えても!」
Sちゃんは平気な顔で言いました。
前回ちょっと、難しいんじゃ・・・と気弱になったりしたようでしたが、やってみたら簡単だったし、迷いは払拭されたようでした!
よし、じゃ、もうちょびっとだけ、新しいのを入れようっと。
もうすぐ、本当にできあがるよ。

「星に願いを」も、全員合奏の「曇りのち、快晴!」も、順調にこなし、オープニングのリコーダーも練習したところで、ちょうど終わりの時間が来ました。
「早く帰らなきゃ!ママが待ってる」と、急いで荷物をカバンにつめこんでいます。
「あわてなくても、大丈夫よ。ママ、ちゃんと待っててくれるよ」
と落ち着かせ、「気をつけて、でもさっさと歩いてくんだよ」と送り出しました。
入門して もうすぐ9ヶ月。 おねえさんになったね・・・

連弾ソナチネ

2010年06月15日 | レッスン日記(小中高生)
6年生のM&Mコンビ。
いつも一緒に来て、お互いのレッスンを待ちながらマンガを読んだり、相手のレッスンにチャチャを入れたり、めいっぱいリラックスして過ごしていきます。
それでいて、二人とも音楽は大好きなので、練習はよくやってくるし、レッスンも熱心に取り組んでいて、なかなか中身の濃いレッスンが展開しています。

今日は、発表会に弾く「連弾ソナチネ」全3楽章を、初めて通して弾いてみました。
第一楽章がMちゃん、第二楽章がM3ちゃん。
そして第三楽章を弾くことになっている3年生のTちゃんが、まだ帰っていなくてたまたま全員が揃っていたので、ちょっとTちゃんにも加わってもらい、「通してやってみよう」ということになりました。

先生:「いい? ソナチネは、三楽章まで全部通して、ひとつの曲だから、一人ずつ交代するときも、いちいちお辞儀とかしないのよ」
「へー、そうなんだ」
「そう。一人が弾き終わったら、すみやかに次の人と交代して。そして全員弾き終わってから、三人で一緒にお辞儀。わかったね」
「アイアイサ~♪」
というわけで、早速弾いてみました。

第一楽章は、堂々としたマエストーソから始まります。
古典の格調高い、ドラマチックなソナタ形式で、想像力の豊かなMちゃんにぴったりだと思います。

第二楽章は、打って変わって甘くせつないロマンスです。
今回発表するソナチネ 2作品、全6楽章のうちでただ1曲の、短調の曲。
美しさと哀しみをこめたメロディーは、M3ちゃんの独壇場です。(見た目からは信じられないでしょうが

第三楽章は、ソナチネをしめくくる軽快なロンド。
6年生の二人に混じって、3年生のTちゃんが大健闘しています。楽しげで、メリハリのあるロンドは、Tちゃんに似合っていると思います。

初めて 全楽章続けて弾いてみましたが、バラエティに富んでいて(曲想もメンバーも)、いい作品になりそうです。
このソナチネ、今年の発表会の中では、バリバリクラシックな 格調高いピアノ曲なので、がっちり仕上げたいと思っています。

メドレーのまん中

2010年06月15日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小3):
「となりのトトロメドレー」、全部で6ページある けっこうな大曲ですが、その3分の2は もうできあがってきました。
「さんぽ」~「となりのトトロ」を、上手に弾いたあと、
「でも、このまん中ができないからな~」と Tちゃんは言いました。
「そんなことないんじゃない? じょうずに弾けると思うけどな」先生は言いました。
最初、このメドレーを 発表会のソロ曲にと選んだとき、Tちゃんの弾く「風のとおり道」のメロディーが とってもきれいだったのが印象に残っていました。
Tちゃんも、この曲が大好きのようです。
ちょっと和風な響きのある、不思議なイメージの「風のとおり道」。
伴奏をよく見ると、同じ音型のくり返しであることがわかります。
そのことをTちゃんに説明しました。
「ね、同じように和音が移動してるでしょ。その中で、少しずつリズムが変わるだけなのよ。音は変わらないの」
「あー、確かに。おんなじ音だ」
「弾けそうかな?」
「うん・・・弾けるかもしれない
ということで、来週はいよいよ、「風のとおり道」に伴奏がつきそうなTちゃんです!
楽しみにしてるよ。

大きく前進!

2010年06月15日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(小5):
「こんにちは!きょう、おにいちゃんから先にやるって!」
きょうだい揃ってやってきたウォーリーズ(T&T)。妹のTちゃんが、大きな声で報告しました。
いつもは、必ず妹のTちゃんからと決まっているレッスンの順番なので、今日はTくん、なにか用事があって 早く帰るのかな、と思ったら・・・
「ドラクエ、ここまでできるようになったよ!」
Tくんは意気込んでピアノの前に座りました。
どうやら、バッチリ練習してきて、その成果を早く見せたいんだ!ということらしいのです。
さっそく弾いてもらいました。
ほんとだ! ファンファーレはますます重厚になってるし、この間までタラタラやっていた前半部分が、両手の絡(から)みも鮮やかに、よく響く音でテンポよく弾けています。
「すごい!すごいね、Tくん!なんでこんな急に、うまくなったの?!」
先生はここぞとばかりに大絶賛。
「えーとねー、月曜日にお母さんに呼ばれて、1時間ぐらいピアノ練習したんだよ。サッカーの日だったんだけど、ピアノやってた」
えっ、サッカー返上してまで・・・
どうやら、お母さんがついに乗り出してくださったようです・・・
「でも、月曜日だけだよ」
「1時間がんばったら、こんなにうまくなれるんじゃない。(今まで1ヶ月がんばってたら、どんなにうまくなってたか)」
Tお母さん、ありがとうございます。たった1時間の練習でも、集中してやった後の達成感と手応えは、彼に大きな自信をもたらしてくれたようです。
この勢いを逃してならじと、ドラクエのレッスンをぐいぐい進めました。
2コーラス編成で成り立っているこのアレンジ、後半は微妙に伴奏が変えてあったりするのですが、もうそんなのチマチマやってるより、勢いと迫力でばばーんと弾ききった方がいい。
「伴奏、1回目とおんなじでいいからバンバン弾いて。ずっと先まで弾いちゃって」
「えっ、同じでいいの。ならもうできる!」
そうそう、その調子。
行っちゃえ行っちゃえ、最後まで。
「うわー、全部弾ける。やばい!!!\(^O^)/」
ついにフィニッシュ部分のみ残して、一気に最後まで弾ききりました。
Tくんは満面の笑顔です。
せっかくだ、もう一押し、勢いをつけておこう。
「フィニッシュのところは、来週までに練習してくるとして・・・この、一番最後の和音なんだけど」
先生が示したのは、最後に左手オクターブのトレモロで、が~っと盛り上げる音です。
よく、オーケストラの最後にティンパニでドロドロドロ・・・とやるような、あれです。
手が大きな大人だったら、ここで効果バッチリ、となるところですが、まだオクターブが弾けないTくんには、これをやるとかえって音がか細くなってしまい逆効果です。
でも、かっこいいトレモロは弾かせてあげたいなあ。
そこで先生が見本を示したのは、「最初の和音をジャーン!と響かせたら、ペダルでその音を保存し、すばやく右手が低音域にジャンプして、左右の手をめまぐるしく交互に打ってトレモロを弾く」というものです。
それをTくんに弾いてみせてあげました。
「どう?」
「うわ~、この曲やばい!」
Tくんはもう、笑いが止まらない、といった表情です。
今日は、その後の曲もちゃんと練習してきていたし、表情も生き生きして、すばらしい出来映えでした。
6月のまん中で、Tくんは発表会にむけて大きく前進することができました。
来週以降が、とっても楽しみです

ピアノ伴奏

2010年06月12日 | レッスン日記(小中高生)
Y子ちゃん(小5):
保育園の頃からピアノを始めて、5年生の今年は5回目の発表会を迎えるY子ちゃん。
いつもよく練習して、しっかりと実力がついてきています。
今年は、1年生のSちゃんとのアンサンブルのピアノを弾いてもらうことにしました。
曲は「星に願いを」です。
ディズニーの曲の中でも秀逸の美しいナンバーで、すでに子どもだけのための曲ではなく スタンダードナンバーとして、多くのシーンで演奏されています。

今回は、1年生のSちゃんが キーボードでメロディーを弾き、Y子ちゃんはそのバック=サポート役です。
メインのSちゃんにとって、大きな成長の糧になることはもちろんですが、伴奏のY子ちゃんの方も、いつもバーナムで練習しているテクニックやコード理論の知識などを この曲で大いに生かせると思っています。
アレンジも、それを意識して、アルペジオや分散和音を多く取り入れ、ピアノの美しさが生きるようにしました。
途中には ピアノソロの部分もつくりました。
というわけで、この「伴奏」、片手間ではできず けっこうがんばって練習しなければ・・・
先生:「この曲さ・・・、けっこう大変だよね?」
Y子:「うん・・・」
先生:「ソロ曲と同じぐらい、存在感あるよね。練習もそのぐらいがんばらないといけないねえ」
Y子:「確かに
先生:「ま、悪いけどがんばってね。頼むよ
Y子:「はい」
って、ま、いつもこんな調子だ・・・
大丈夫、Y子ちゃんはちゃんとやってくれるよ。楽しみにしよう。

お休み

2010年06月10日 | レッスン日記(小中高生)
いつもならM2ちゃん(小5)が来る日なのですが、今日はお休み。
なぜなら、学校の「移動教室」に3泊4日で行くから、ということで レッスンは来週に振り替えにしたのです。

いつも、学校での出来事を いっぱい話してくれるM2ちゃんなので、お休みの今日は報告がナシで シーンとしています。

M2ママからのメール:
「では、振替よろしくお願いいたします。
 M2、帰ってきたら、お土産話が止まらなさそうですよね

私もそう思います・・・

♪仲間入りだよ~

2010年06月09日 | レッスン日記(小中高生)
きょうは、新しいおともだちが一人、ピアノに入門しました。
Nちゃんの保育園のおともだちです。
この間、ママと見学にきて、今日から正式に生徒になったのです♪
レッスン時間は、Nちゃんの後!
\(^O^)/よかったね。ますますにぎやかに、楽しくなるね~
さて、新しいお友だちの名前は・・・
M4ちゃんです。
なぜか、イニシャルMの女の子が4人・・・
誰一人、同じ名前の子はいないんだけど、イニシャルにするとみんな「M」です。
新しいM4ちゃん、よろしくね!

M4ちゃんは、ピアノを習うのは始めてですが、おうちにはキーボードがあって、いくつかの歌を弾いてみることができるというのです。
さっそく、弾いてもらいました。
「M4ちゃん、何が弾けるのかな?」
「えーと・・・『ちょうちょ』とか・・・」
「『ちょうちょ』!じゃ、『ちょうちょ』を一緒に弾いてみよう♪」
先生が隣で伴奏をつけて、M4ちゃんは『ちょうちょ』を上手に弾いてくれました。
「もっとほかにも弾ける?」
「うーん、『チューリップ』も・・・」
「じゃ次は『チューリップ』ね!」
こうして、「ぶんぶんぶん」や「きらきらぼし」、「メリーさんのひつじ」など、右手の「もと指(ド・レ・ミ・ファ・ソの5つの音のみ)」で弾ける曲を、次々とN4ちゃんは、とっても上手に弾いてくれました。
これなら、すぐにピアノが上手になるよ! 楽しみです

それに・・・
「M4ちゃん、発表会・・・出る?」
先生がそっと聞きました。
「え?」
「出ようよ。ね? さっきNちゃんが弾いてた曲、みんなといっしょに弾こうよ。『ファファファファファミーレー』・・・」
先生は、さっそく新しいメンバーM4ちゃんにも、「サーフィンUSA」のフレーズを教えました。
わかりやすいように、歌詞をつけようと思ったんですが、さっきのNちゃんとちがってM4ちゃんの名前は、○○○○○の5文字には合わないのです。そこで・・・
先生がとっさにつけた歌詞は「♪トマト、ナス、キューリ~♪」でした
「トマト、ナス、は全部『ファ』。キューリ~は ミーレー。ね?」
ちょっと笑っちゃったけど、M4ちゃんは「ファファファファファミーレー」を、ちゃんと弾くことができました。
さあ、これで、M4ちゃんもヒバリ教室の仲間入りだよ!\(^O^)/

発表会のレパートリー次々

2010年06月09日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(年長):
2月からレッスンを始めて、まだ4ヶ月ですが、夏休みにおこなう発表会には、小学生のおねえさんやおにいさんたちと一緒に、ちゃんと出演します!

先生の伴奏で弾く曲「ミッキーマウス・マーチ」、すごく上手になりました。
勢いがあって、元気がよくて、音も生き生きしています。
途中で、ドナルドが騒々しく歌う「♪ギャー、ギャギャー!」というところは、両手のてのひらを使って 思い切り鍵盤をたたきます。

5年生のM2ちゃんに伴奏してもらう「メリーさんのひつじ」も、軽快なテンポで楽しく弾けます。
もう少ししたら、M2ちゃんと一緒に弾けるようになりそうだね!

「『♪ミーソード』は?」
Nちゃんが催促しました。
そうそう、全員で弾く嵐の曲、「曇りのち、快晴!」に、Nちゃんもちゃんと参加するのです。
メロディーのモチーフ「ミーソード!」のところは全部弾いてね、と、この間先生から教わったんですから、この曲も、パパにパソコンで動画を見せてもらって、熱心に練習してきたNちゃんです。 頼もしい!

今日はさらにもうひとつ、フィナーレの全員合奏の曲も増えました。
Nちゃんが弾くのは、やはりメロディーの中の「♪ファファファファファミーレー」というモチーフ。
先生から「ファファファファファミーレー」というメロディーを教わったNちゃんですが、なんだかファがいっぱい続く・・・
「ファをいくつ弾くの?」
「そう、わかんなくなっちゃうよね。じゃあね、えーと・・・」
先生は、この音列に、歌詞をつけてみました。
それは、Nちゃんの名字と名前です。
「○○○○○、までは全部ファ。そのあとの、『ミーレー』は『ちゃんでーす』。ほら、これでピッタリだ
そこで先生とNちゃんは、「♪○○○○○ちゃんでーす!」と歌いながら、何度も弾きました。
先生は伴奏もつけてみました。
すると聞いているママが、「わあ、かっこいい曲!大人みたい~♪」と言ってくれました。
それもそのはず、この曲は「サーフィンUSA」。
なんと1960年代、アメリカのグループ ビーチボーイズのヒットチューンなんですから。
これに、5才のNちゃんも参加するんですよー。
おしゃれでしょ?!

きらきら星 新しいバリエーション

2010年06月09日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小1):
発表会で弾く「きらきら星」☆
先生がSちゃんに合わせて バリエーションを作りながらアレンジしています。
今までに、テーマ・和音伴奏による第1バリエーション、8分音符連続の第2バリエーションができました。
「じょうずに弾けるようになったじゃない?!」と言われて、Sちゃんは嬉しそうな顔をしました。
「じゃ、次の楽譜」
用意しておいた「第3バリエーション」の楽譜をわたそうとすると、Sちゃんはびっくり。
「えーっ、もういいよ・・・
「えっ、そうなの?もういい?」
「うん・・・
Sちゃん、ずいぶん「きらきら星変奏曲」にあこがれてるみたいだったから、本物のモーツァルトのみたいに、たくさんバリエーションを弾きたいのかと思ってたよ。
もうこれくらいの分量で、よかったのかな。
だったら、別にここでまとめちゃってもいいんだけど・・・
「こんどの楽譜、こういう感じにしてみたんだけど・・・もういらない?」
先生は、一応、新しいバリエーションを弾いてみました。
♪♪♪♪♪~「・・・ん? いいねー♪」
Sちゃんは、ホホゥ、という顔で言いました。
リズムが少し変化した新しいバリエーション、気に入ったかな。難しくはないしね。
それじゃ、やっぱりもう一つ、新しいバリエーションをやってみましょう。

Sちゃんの「きらきら星バリエーション」も、そろそろ完成が近いようです

自信をもって

2010年06月08日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(小5):
先週「練習やってこなきゃダメじゃないの!」と怒られたTくんでしたが、はてさて、今日はどんな具合だ?!
びびって意気消沈したか、はたまた奮起してがんばってきたか・・・?!

「右手は大体全部、覚えたよ!」と元気よくピアノの前に座ったTくん。
(そうか、まだ『右手』であったか・・・でもいいだろう、右手だけでも自信がつくほど練習してきたなら)と思いながら、
「へー、そりゃすごいね。どれ、弾いてみて?!」とテンション高く受け止めたんですが。
「楽譜わすれた・・・」
なーんだ・・・
「それじゃ、せっかく練習したの聞けないね・・・おぼえてないの?」
「うん・・・だいたいはわかるけど、おぼえてない」
先月あたりなら「それじゃ来週は忘れずにね」ぐらいで済ませていたのですが、もう6月2週目となると、そうも言ってられない。
「うちにある楽譜とは、少し違うと思うけど・・・でも、ベースラインはほとんど同じはずだから、これ見ながら弾いてみようか」
と、教室にある「ドラクエ」の楽譜を出して、それを見ながら伴奏をつけていくことにしました。
「大体同じようじゃないの?」と先生。
「うん、大体同じだと思う」とTくん。
同じじゃない部分があったとしても、もう この音で覚えてもらおう・・・と密かに決意した先生。
男の子らしく、力強いタッチがすてきなTくんなので、なんとか自信をもって、堂々とした響きで弾いてもらいたいもんです。

一気に格上げ

2010年06月08日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小3):
先週、「トトロメドレー」のうち 最後の「となりのトトロ」を、両手で弾けるように練習してくるように、という宿題が出ていました。
とはいえ、「となりのトトロ」1曲でも2ページちょっとあるので、正直それほど大期待はしていなかったのですが・・・
いつもまったりマイペースで、ひょうひょうとしているTちゃんなんですが、なんと今日は、「となりのトトロ」をちゃんと両手で弾いてきていました!
第1曲「さんぽ」は、もうすっかり板について、堂々としたイントロダクションになっています。
「Tちゃん、すごいね~!」と 思わず言ってしまいます。
それでもTちゃんは、いつもの通り まったり・ひょうひょうとしているのでおもしろいです。
「連弾ソナチネ」も大分弾き慣れてきたし、6年生のM3ちゃんとのユニット「プリ☆キラ」で弾く「タイニー・バブルス」も覚えてきたし、Tちゃん好調。

入門してから今までの4年間、ずーっと教室の中では最年少だったTちゃんですが、今年は初めて、Tちゃんより小さいメンバーが増えました。それも3人!
いつもいつも「小さいから」と言われていたTちゃんですが、もう誰にも「小さいから」とは言わせません!
5年目にして 一気に『4段階格上げ』となったTちゃん。大きく成長してもらいたいです。

色気のある演奏

2010年06月06日 | レッスン日記(小中高生)
Y子ちゃん(小5):
「ティコティコ」、大分テンポが上がってきて、つまづきも少なくなってきています。
駆けめぐる右手のかっこよさが「売り」の この曲ですが、でも、それだけじゃダメなのです。
ただ、早く巧みに弾くだけではなく、なんというか、もう一声「色気」みたいなものがほしい。
「色気」といっても、「セクシー」という意味とは違います。
まだ10才になったばかりのS子ちゃんに「セクシー」が表現できてしまったら、かえって奇妙でしょう・・・

ここで言う「色気」は、別の言い方をすれば「雰囲気」とか「魅力」などという言葉に置き換えられるでしょうか。
モノクロの輪郭だけでなく、美しい色彩がついたり立体感がついたり、チャーミングであったりという、まさに「色がある」イメージ、ということなのです。
先週、Y子ちゃんに、具体的なアドバイスを少ししてみました。
「このフレーズは、だんだん膨らませて弾いてごらん」「ここは、ちょっと音を引っ込めて、クールに弾いて。そしてだんだんクレッシェンドして、つぎの部分でバーン!と盛り上げると、静かな部分、華やかな部分、どっちもが引き立つでしょ」といった具合に。

今日、Y子ちゃんは ちゃんとがんばって練習してきたらしく、彼女の「ティコティコ」は、なかなか色気が感じられるような演奏になってきていました!\(^O^)/
なーんか、棒っきれみたいだった音楽が、ふっくらとした「立体」になってきたみたいな感じでしょうか。
同じ曲でも、弾き方によって大きく違った印象になってきます。
Y子ちゃんには、めいっぱいチャーミングな演奏を完成させてもらいたいと期待しています。

河口湖オルゴールの森

2010年06月05日 | その他日記
富士五湖のうちのひとつ、河口湖のほど近くにある、「河口湖オルゴールの森」に来ました。
ここには、ヨーロッパ中世の王侯貴族たちが財を尽くして作らせた すばらしいアンティークオルゴール、自動演奏楽器が集められています。

上の写真は、部屋の幅いっぱいの大きさがある巨大な「ダンスオルガン」です。
たくさんのパイプが内蔵された、つまりは「パイプオルガン」の小型のものです。
その音の迫力はすごい♪



これは、ベヒシュタインのグランドピアノ・ルイ15世モデルです。
今年はショパン生誕200年ということで、ショパンの「華麗なる大ポロネーズ」を、ショパンの孫弟子が演奏したものを、そのまま再現してくれました。



こちらは、チェコ・プラハからの弦楽四重奏団の生演奏です。
曲目は「雨だれのプレリュード」と ボッケリーニのメヌエットでした。
どちらも、ピアノをやる人にはおなじみの曲ですね。


これは、ぜんまい仕掛けの自動演奏人形です。
左の人形は、精巧な動きでフルートを吹きます。
右のくまちゃんは、おっとりとストローをシャボン液にひたし、やおらもちあげて
プワプワプワプワプ~。。。。とシャボン玉を吹いてくれます。



中庭での「噴水による演奏」です。
中央上の、ぜんまいざむらい、じゃなかったぜんまいおじさんの指揮のもと、たくさん並んだ噴水たちが モーツァルトのトルコマーチの調べに合わせ、優雅な群舞を見せてくれます。

・・・で、なんで突然、河口湖なんかに行ったかって言うとね、
「笹塚ショッピングモール」の「女性バスツァー・河口湖近辺の散策とさくらんぼ狩り一泊の旅」が当たったからだよ~ん\(^O^)/
オルゴールの森の他には、芦ノ湖の成川美術館、山の上ホテルのゴージャスオイルフォンデュ、箱根大湧谷、河口湖ワイナリー、さくらんぼ園での食べ放題、豪華5つ星ホテル宿泊、など至れり尽くせりの豪華旅行。
倍率は100倍ぐらいだったんだって! すごくない?\(^O^)/

クラシックのように

2010年06月03日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小5):
「風の丘」1コーラス目のパーツがつながって、少しずつ少しずつ、前半としてのまとまりが作れるようになってきています。
この後、いよいよクラシックピアノっぽいバリエーションが始まります。
タッチのしっかりしてきたM2ちゃんに、とても似合うと思う部分です。
「M2ちゃん、ちょっと、ここやってみようね」
バリエーションの最初のパターンを、右手・左手別々に練習してみました。
別々なら、M2ちゃんはあっという間に覚えてしまいます。
ところが、両手一緒に合わせるとなると、左右の手のフレーズのタイミングが同時ではないため、「アレ?」といった感じで 合わなくなってしまいます。
それを、ゆっくりゆっくり、左右のタイミングを確認しながら合わせ、どうにかタイミングがつかめるようになってきました。
これを覚えてしまえば、バリエーションが楽に弾けるようになるのはすぐです。
M2ちゃん、すこしずつすこしずつ、楽譜を見ながら合わせていき、とうとう、新しいフレーズの部分の間隔がつかめてきました。
「できたね!ここまで、両手で練習してこれる?」
「うん、わかった」
M2ちゃんのバリエーション、とっても楽しみなので、ぜひ 早くマスターしてもらいたいな

じょうずになったね!

2010年06月02日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(年長):
「きのうは、ちょっと頑張って練習しました」とママが報告してくれました。
どれどれ。さっそくミッキーを弾いてみよう。
先生が伴奏をつけて、Nちゃんがメロディーを弾きます。

ほんとだ!すごく軽快に、力強くできてる
結構速いテンポだけど、付点の音符も、するどく上手に弾けてる。
Nちゃん、じょうずになったねえ~!
「メリーさんのひつじ」も、かなり速いテンポで軽快にできています。
全員合奏の「曇りのち、快晴!」にだって、ちゃんと参加します。
ピアノを始めて4ヶ月。
めきめきと成長してきたNちゃんです。