自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャガイモの種子,予備的発芽実験の試み(更に更に更に)

2013-10-24 | ジャガイモ

10月21日(月)。芽生え第二号のストロンについて書いておきます。先に何枚か小さな葉があって,すこし開いています。「ストロンは茎だ!」とはっきりわかります。

このまま放っておいたら,地中に入るのでしょうか。しばらく様子を見て,もし入らなければ土をかけてみることにします。アンデス地方に自生する野生種の場合は,土が被さる環境下にあるかも,です。たとえば雨が降って,土が流れたり動いたりして地中に入ってしまうとか。

あるいは,ストロンの先がさらに伸びていって,なんとか地中に入ろうとするのかもしれません。よくよく考えてみれば,ストロンの長さが短いままだとイモができないわけですから,種の保存の観点からいえば不都合です。やはり,ある程度は伸び続けるのではないでしょうか。

10月23日(水)。 変化が出てきました。

意外なことに,ストロンの先が反り返るようにして水平方向,あるいはいくぶん上向きになりつつあります。光合成に不可欠な成分色素クロロフィルが急激に増えて,緑が濃くなってきました。小さくても,葉が増えそうな勢いです。地中に潜るのをすっかり諦めたのでしょうか。「このままじゃ,地中に潜り込んでイモがつくれそうもない。それならここで決断! 光を吸ってデンプンをつくる役に回るか」と方針転換したのかもです。ストロンの,二刀流の生き方はまことにあっぱれ! この時点でのストロンの長さは,右8mm,左6mmです。

それ(①,③)に代わるような感じで,ストロンの分枝現象がはっきり見えてきました。右(①)のストロンから二本のストロン(②,⑤)が,左のそれからは一本のストロン(④)が伸びてきています。こうした分枝現象は一般的なものなのかもしれません。

せっかくなので,一つの比較実験を試みることにしました。左側のストロン(③,④)に土を被せるというものです。一気に地中環境におくわけです。その土を②及び⑤にはかからないようにしておき,②⑤の先が潜り込もうとすればそうできるように土を軟らかく保っておくのです。 

さっそく,今日(10月23日), 実験に着手。

 


キタキチョウの群飛にびっくり!

2013-10-24 | 昆虫

2週間ほど前の話です。

雨上がりの昼休みのこと。ウォーキングに出かけました。稲穂が色づいている田を心地よい風が流れていきます。道を歩いていると,びっくり。わたしの脇からキタキチョウがわっと飛び立ったのですから。たぶん,20頭はいたのではないでしょうか。そんなにたくさんのチョウが一所にいるのを見たのは初めてです。

それらが舞い上がって,辺りを飛び回りました。そうして散らばったのです。どうなるか,しばらく見ていました。中には,間もなくして戻って来たチョウもいました。

チョウがいたところを見ると,田の持ち主がなにかを燃やした跡が赤茶けて残っていました。状況から考えると,単に水分を補給しているというのでなく,焼け跡に残っているアンモニア分か,それとも塩分(ナトリウム)か,そんな成分を吸いに来ていたのでしょう。

そのときは,カメラを持ち合わせていなかったので,カメラを準備してもう一度出かけてみました。なにしろ,わたしにとってはとくべつな風景ですから。

先程のスゴサは感じませんでしたが,それでも6頭のキタキチョウが吸水中でした。 

ずっといるというわけではなく,飛び去ったり,また新たにやって来たりというふうでした。 

いずれにしろ,こんな風景を見ようとは思いもせず,これも巡り合いかなあと思った次第です。