オオカマキリを捕っておいて,晴れた日に改めて撮り直すことに。つゆの付着していないすっきりとした姿を撮ろうと思ったからです。
日を浴びて体温が上昇したらしく,動きが出てきました。ときには,驚くほど速く動きました。撮るときは,その合間を縫って,といった感じです。
鎌を上げて身構えます。威嚇の構えです。
ぐっと近寄ってみました。複眼に映った白い点をよくよく見ると,個眼が確認できます。
反対方向からも撮りました。まるでこちらを見ているよう。いえ,実際見えているにちがいありません。その証拠に鎌でレンズを触ろうとするのです。
かなり動くので,止まる瞬間を待って撮影。
脚を曲げる姿勢をとったので,前脚を入れて撮りました。突起の鋭さが,攻撃的な性質を物語っています。外骨格が印象的で,兜を連想させます。
おしまいに,前方向から頭部前面を撮りました。三角頭が感覚機能を担っていることに納得。
複眼をアップすると,個眼の様子がよくわかります。
光のもとで撮った写真からは,色彩はもちろん,体表の凸凹状態がじゅうぶん伝わってきます。迫真性があります。