goo blog サービス終了のお知らせ 

自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

師走,金沢風景(7)

2016-12-26 | 旅行

21世紀美術館を再訪。この日は休館日のため,敷地内でゆっくり写真が撮れました。晴れた日で,オブジェが青く輝いていました。泡を連想させる愉快な金属球の集合体。凸面鏡の塊り! それに周りの景色が映ります。わたしもその景色の一部分を構成しています。 

 
中に入って見上げると,お椀状の面が並んでいます。こちらは凹面鏡。そこにも,足元や球面が映っています。

 
光の三原色のオブジェは,美術館を代表する野外構造物です。赤・青・黄の透明板に光が当たって,色の重なりが別の色をつくり出します。


影には緑も見えます。赤いパネルは見えません。影で確認できるだけです。 


反対側,つまり太陽の方向に移動しました。赤いパネルがあります。 


光のおもしろさは,やはり晴れていないとわかりにくいものです。

帰る時間が近づいて来て,金沢駅に移動。駅前広場で見た,噴水モニュメントがこころを引き付けました。噴水の高さはほんの2,3cmといったところ。文字部分だけから水が噴き出しているのです。今は午後「3:06」であることがわかります。  

 
しばらくすると,パターンが変わります。「ようこそ金沢へ」の文字が浮かび上がります。水の高さがもうすこし高かったら見やすいかも。


帰途,車窓から雪をいただいた白山連峰が遠望できました。間もなく本格的な雪の季節がやって来ます。里の家も木々も,田もすっかり雪で覆われる日が近づいています。 

 
ゆっくり旅はほんとうにいいものです。 

(完)