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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

師走,金沢風景(2)

2016-12-13 | 旅行

世の中はクリスマスムードで一色といった感じ。香林坊界隈もそうでした。ケヤキ並木を生かした大通りのイルミネーションもその演出に一役買っていました。

とくべつに華やか風でもなく,控えめなあかりが上品さを醸し出しているように見えました。雨の中の撮影をあきらめ,できれば夜遅く改めて来てみようと思いました。宿泊先はすぐ近く。

午後9時。雨が上がっていました。ありがたい,ありがたい。さっそく「ここにしよう」と決めた位置で,撮影開始。カメラはコンパクトカメラです。まことにすっきり感の漂うあかり! 「これでもか,これでもか」と畳みかけるような主張がないところが抜群のよさ。

撮っていると,突然後ろから「すてきな写真ですねえ」と声を掛けて来られたので,ドキッ。振り返ると若い男性でした。地元の人で,撮影ポイントが分かっている様子。「向こうから撮ると,また違ったよさがありますよ。きれいです」とアドバイスされました。びっくりしたものの,すぐ感謝。


それで,移動。途中,バス停の前で撮ったのが下写真です。雪吊りとイルミネーションがなかよく競演といったところ。


雪吊りを模したあかりの脇に,青いあかりが。


けやきの梢遥かかなたに,月明かりが見えました。すてきな風景です。翌日晴れることを予感できました。


イルミネーションは,ケヤキの中ほどから下だけを利用していることがわかります。幹の曲がり方であかりの筋が違って見えるのがおもしろいところ。


通りはそれほど広くないので,ケヤキは自ずと生長を抑えられます。通りの規模にふさわしい輝きのように思えます。


振り返ると,雲の間からまた月が。

 
雨上がりの通りと,イルミネーションの組み合わせは,わたしの目をじゅうぶんたのしませてくれました。感謝。