自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

地域ミュージアムで考える(40)

2016-12-10 | 随想

立体地球は地球への関心を深めるよき道具だと,わたしは思っています。オリジナルで,しかも知的好奇心を確かにくすぐる仕掛けだとも感じています。この道具なり仕掛けなりは,地球と天文の“ワンダー”に触れ,「おおーっ!」とこころを震わせる機会に味を添えているような気がします。

たぶん,こんなかたちで地球を展示している地方ミュージアムは他にないでしょう。

また新しいシリーズ開発に入りました。手のひらサイズの立体地球を使ってモビールをつくるというものです。試作地球は三角錐・四角錐の地球に決めました。かたちが単純で,見た目にもおもしろさを感じていただけるかなあと思ったからです。


紙は厚手の上質紙。それに展開図をプリントしたあと,切り抜いて組み立てるのです。組み立てには2つの方法を考えました。1つはノリしろをつくって完全に閉じてしまうタイプ。もう1つはノリを使わずに立体に仕上げるタイプ。


色については,鑑賞用にと思い,たのしさを思い切り演出できるように複数のタイプを準備しました。たくさんぶら下げてモビール作品に仕上げると,一つひとつは小さくても雰囲気はずいぶん賑やかに。


さて,これは仕掛けとして合格点が得られるでしょうか。