こんばんは、へちま細太郎です。
雪だるまのおみやげは、さっそくリカのかっこうのおもちゃになった。頼むからオシッコだけはかけないでね。
午後、近くの公園で待ち合わせをしていたりょうこちゃんに会いに行った。
「これ、おみやげ」
と、雪だるまを渡した。
「ありがとう」
りょうこちゃんは、ビニール袋を雪の中から取り出した。
「とけなくてよかったよ」
雪だるまは作ったまま中で凍っていた。
「かわいい」
雪だるまを持ってりょうこちゃんは嬉しそうだ。
「雪が降っても積もらなから、雪だるまも作れないものね」
りょうこちゃんは雪だるまを箱の中に戻した。
「大事にするからね」
ぼくはりょうこちゃんの手元に目をとめた。 手が赤くなっている。ぼくはとっさにりょうこちゃんの両手をぼくの両手でおおった。
「あ」
りょうこちゃんは驚いて、手を引っ込めてしまった。
「ごめん…」
ぼくの思いがけない行動で、りょうこちゃんはうつむいてしまった。
ぼくも何だかりょうこちゃんの顔がみずらくなって、うつむいた。
何か…気まずい…。
気まずいぞ…。
雪だるまのおみやげは、さっそくリカのかっこうのおもちゃになった。頼むからオシッコだけはかけないでね。
午後、近くの公園で待ち合わせをしていたりょうこちゃんに会いに行った。
「これ、おみやげ」
と、雪だるまを渡した。
「ありがとう」
りょうこちゃんは、ビニール袋を雪の中から取り出した。
「とけなくてよかったよ」
雪だるまは作ったまま中で凍っていた。
「かわいい」
雪だるまを持ってりょうこちゃんは嬉しそうだ。
「雪が降っても積もらなから、雪だるまも作れないものね」
りょうこちゃんは雪だるまを箱の中に戻した。
「大事にするからね」
ぼくはりょうこちゃんの手元に目をとめた。 手が赤くなっている。ぼくはとっさにりょうこちゃんの両手をぼくの両手でおおった。
「あ」
りょうこちゃんは驚いて、手を引っ込めてしまった。
「ごめん…」
ぼくの思いがけない行動で、りょうこちゃんはうつむいてしまった。
ぼくも何だかりょうこちゃんの顔がみずらくなって、うつむいた。
何か…気まずい…。
気まずいぞ…。