こんばんは、へちま細太郎です。
ぼくが学校に着いて間もなく、
「近藤君いますか?」
と、1組の女子がやってきた。
「何の用?」
ぼくは誰だ?と思い、廊下に出ると、
「貰ってください」
と、かわいい包みをぼくの手に押し付けていってしまった。
「さっそくチョコ?」
鈴木がうらやましそうな顔をして、ぼくの手元を見る。
「中学に入ってからもモテるな」
たかひろが自分のクラスから遠征してきて、
「今年もくれよ」
と遠慮のない要求をしてきた。
「わかったよ」
ぼくが教室に入ろうとすると、
「近藤君」
と、また知らない顔が…。
「チョコです」
「ありがとう」
ぼくは慣れた笑顔でお礼を言ってあげた。 毎年貰えばどんな風に言えば相手が喜んでくれるか、慣れちゃうよな。
「細太郎君たら、またチョコ貰ってる」
と、はるみのきいきい声が聞こえた。
「何よモテるって自慢してるみたい」
か~何だよ、バカ女。 ぼくは無視して教室に入ると、
「モテるって辛いねえ」
と、野茂に同情されてしまった。
どうせそうだよ、辛いよ~だ。
ってなわけで、お昼休みや放課後に呼び出されて、チョコを押し付けられた。
「う~ん」
大量に貰ってきたチョコの山に、おとうさんは頭をかかえてしまった。
「何でだよ、俺は今年は1個もねえ」
息子に負けてショック受けるなよ~。
ぼくが学校に着いて間もなく、
「近藤君いますか?」
と、1組の女子がやってきた。
「何の用?」
ぼくは誰だ?と思い、廊下に出ると、
「貰ってください」
と、かわいい包みをぼくの手に押し付けていってしまった。
「さっそくチョコ?」
鈴木がうらやましそうな顔をして、ぼくの手元を見る。
「中学に入ってからもモテるな」
たかひろが自分のクラスから遠征してきて、
「今年もくれよ」
と遠慮のない要求をしてきた。
「わかったよ」
ぼくが教室に入ろうとすると、
「近藤君」
と、また知らない顔が…。
「チョコです」
「ありがとう」
ぼくは慣れた笑顔でお礼を言ってあげた。 毎年貰えばどんな風に言えば相手が喜んでくれるか、慣れちゃうよな。
「細太郎君たら、またチョコ貰ってる」
と、はるみのきいきい声が聞こえた。
「何よモテるって自慢してるみたい」
か~何だよ、バカ女。 ぼくは無視して教室に入ると、
「モテるって辛いねえ」
と、野茂に同情されてしまった。
どうせそうだよ、辛いよ~だ。
ってなわけで、お昼休みや放課後に呼び出されて、チョコを押し付けられた。
「う~ん」
大量に貰ってきたチョコの山に、おとうさんは頭をかかえてしまった。
「何でだよ、俺は今年は1個もねえ」
息子に負けてショック受けるなよ~。