彼岸の中日と云うのに お寺の鐘の音が聞こえて来ない。
鐘楼の大きな鐘ばかりでなく
太鼓や半鐘も鳴らしていたのが
以前は東山いこいの森まで聞こえていたのに
もう聞こえなくなった。
お参りする人も少なくなって打つ人も
居なくなったのだろうか。
穏やかな天気とはうらはらに寂しさを感じる。
ミニグランドの山側に生えている栗の木から
グランドに柴栗の毬栗が落ち始めた。
ほとんどはリスに持って行かれてしまっている。
拾ってきてみたが
全部虫食いだった。
子供の頃は拾って来た栗を囲炉裏にかけた
鍋で茹でてもらって、針で刺して
いとを通して子供が首にかけられる
位の数珠状にして、囲炉裏ヒヤマに吊るして
カチカチになったのをオヤツ代わりに食べた
特に「お七夜」のお参りの時にはこの栗の数珠や
「カヤの実」を囲炉裏で炙って食べるのが
楽しみだった。
ヘビが脱皮した抜け殻が何処も切れていなく
キレイに残っていた。
諦めていたキュウリが1本無傷で残っていた。
トゲが残っていてキュウリの臭いもして
嬉しかった。