ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

いわがらみ

2008年06月26日 | 発信
夕べは臨時招集の会議だった。
肥料年度と言うものをご存知だろうか?
暦は1月1日から年が替る。
会計年度や事業年度は2月1日だったり4月1日とだったりと都合によりまちまちなのだが、肥料年度は7月1日で替わる。
ちなみに農薬年度は10月1日で替わる。

7月1日から肥料が大幅に値上げになる。
最近のさまざまな諸般の事情もあるが、燐酸やカリは石油同様に 「化石」 なのだ。
燐酸肥料の原料、燐硝石の多くは中国産だ。
しかも地震のあった地域で多く産出されている。
中国は食糧不足、農地不足もあいまって特別輸出関税を導入、実質的な禁輸処置をとっている。

アジア諸国は今、強烈な米不足に陥っている。
ベトナムの米価は以前の約5倍。日本のちょっと安い米とそんなに変らないほどだそうだ。
当然食糧増産には肥料が必要になってくる。

来年の分まで今月中に買わないとえらいことになると言う会議だったのだが、置き場はどうする?支払いはどうする?屋外に積んでおけば湿気てしまう?等々。

中国産バッシングの風潮だが、中国産が無ければどうにもならないものも多い。
資源の無い国の弱さは随所に現れてくるのだ。

人類は地球に絡みついて花を咲かせる。
つるが伸び過ぎ、花を咲かせ過ぎると、木は重さに耐えられなくなる。


晴れ間を見て大量の球根植えを。
たくさん降ったようだがそれほどの雨量ではなかったらしく、ちょうど良い湿り具合だ。


大阪に行きます。
浪花版 IFEX、「NANIFEX」が開催されます。
ネーミングが、コテコテ関西です。

我家からビビアナが行ってます。
産地ブースでお会いしましょう。
コメント (2)
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