ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

コルバラコレクション

2008年09月20日 | 発信
台風一過の青空が夏の暑さまで呼び戻してしまって、とても暑い空っ風の一日でした。

2週間も間が開いてしまったコルバラがまた最盛期を迎えている。
7週連続で植えたのだが先週までのものは球根が大きすぎたので蕾数を減らす目的の温度で冷蔵したもの。
今回からのものは普通の冷蔵処理をしたものだ。
温度差は計算したつもりだったが計算以上に生育スピードに差がついてしまった。

最初の2作はまだらの蕾が多かったが、その後は少ない。
地温が上がってからは花バイラスが少ないということの結果から考えられる原因は、初期成育時の気温。
濃い赤系統のユリ(レイクキャリー、ロディーナ等)は栽培時期を良く考えないといけない。

コルバラパロットと紹介したまだらの蕾も咲いてみればそれほどまだらが気になるわけではない。
でもユリはつぼみで売るわけだから商品価値としては疑問だ。

まだらでないコルバラはこのように光沢の有るきれいな赤だ。

ちなみにマレロのまだらも咲けばまたきれいだ。
知人にあげたら「すばらしい新色」と絶賛されたが、複雑な気分だ。

いずれにせよ、栽培時期さえ間違わなければダリヤの「黒蝶」と同じく評価の高い品種といえる。
ただ、こういう色目は多いと売れない。少ないとほしがられる。

おまけ。
naomi撮影 「コルバラに寄り添う二人」
コメント
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