一人でコツコツとウルイを出荷しています。
1作目が終わらないうちに2作目が始まって、ちょっとピンチです。
一つ一つラッピングしながら、ゴミが入っていたり籾殻が入っているとわざわざラップを破いて取り除きます。
このパッケージは直接消費者のところまで届いてしまうパッケージだからです。
我々が出荷するユリ(花)は花屋さんでもう一度花束やアレンジに加工されます。
加工された時点で、産地ブランドから花屋ブランドへと生まれ変わります。
しかも農産物としては破格に単価が高く、従業員総出で出荷した場合、一日の売り上げはとても高額です。
もちろん直接投資の球根代や設備、栽培にかかる経費も高額です。
それに対してウルイの売り上げはワンコインの積み上げです。
もちろん初期投資や株にかかった経費もあるので、売り上げ=儲けであるはずもない。
でも、消費者の立場になってこれを選ぶか、他を選ぶかと言う気持ちになると、まったく妥協できないパッキングをしなくてはならないのです。
農業ってこれが基本姿勢なんだなと自覚させられています。
食を届けることは 「選んでもらって食してもらう」 こと。
とても高額な花を出荷しているときには、いまひとつ自覚できなかったものを、1コインの出荷をするうちに気づかされています。
午後からは学習会で、大阪の市場さんと中卸さんに来ていただいての懇談会でした。
今後花産地に必要なのは 「無形のサービス」 顧客に対して提案できること。
「これをこうして、こう売ってほしい」 「我々のはここがこう輸入とは違う」
「出荷」 ではない時代が来てますね。
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