穏やかな日本海、ここも日本かい ? と、山奥から来た人は感じてしまう景観だ。
初めてきた中条ゴルフクラブ。
トーナメント開催を念頭に作られたゴルフ場だけあって上がりホールからは数ホールのティーとグリーンは池を挟んで見渡せる。
何ともアメリカのゴルフ場っぽい景観、山岳コースが主流の我々にとってはなんだか憧れのゴルフ場に来た感じだ。
4年前にこの会が出来たときから誘っていただいている。
声をかけてくれるのは県内大手鉢花市場の会長さん。
昭和30年代、40年代、堀之内が球根産地として成り立ちの頃、氏の先代の指導と販売努力によって全国に朝鮮姫ユリや越路すかしの球根が広まっていった経過がある。
堀之内だけでなく全国のユリ切り花産地にとって大恩ある方なのだ。
声かけによって集まるのは花市場の社長さん会長さんたち。
いわゆる社長外交。と言うか、、、会長さんの人脈によるプライベートな会だ。
県内農家も昔からの付き合いで球根農協の組合長、白根の大手チューリップ農家、ユリ農家はおいらだけ。
一緒にプレイしたのはこのたび新社長に就任した京都の近ちゃんと鉢物市場の若社長さん。
鉢物市場と言っても最近では大手ホームセンターに並ぶ切り花のパックやさんの仕事が忙しいそうだ。
つまり花農家から見たら大事なお客さんだ。
中条ゴルフ倶楽部。NST新潟オープンを2回、シニアプロの試合を6度開催しているコースだ。
いいコースと評価するにはそれなりの条件がそろう必要ある。
海辺の松林を切り開いたにしては起伏があって密集した松林は入ると手ごわい。
かと言いてサイドの土手はペナルティーよりは救済の働きをしてくれてアマチュアには優しい。
コース内はすべてインバウンズでワンペナやプレイング4などは1か所も無かった。
つまり、あるがままに打たねばならぬ本来のゴルフを強要する。
グリーンは大きくて速い、つまり超が付くほど難しいグリーン。
でも試合の時以外は手前の平らな所に切るようにしているそうだ。ウソだ、3パット6回。
バンカーはアリソンってほどではないがグリーンに向かって必ず深いあごがある。
さらに砂は有名な中条の砂で柔らかくてクラブが思ったよりも沈む。
バンカー得意だったはずなのに脱出に4打を要してしまった。
コースを設計した新井 規矩雄プロはクラブハウス予定地前の畑が水はけの悪い低地畑であることを確認すると、まずそこに大きな池を掘り、周辺の水が寄るようにして、そこからコース全体を想像したのだそうだ。
いいコースと評価するにはいろんな要素と条件があるが、ここは今までプレイした中では最高評価の良いコースだと思う。
写真は最終18番、池越えで乗せたこの日唯一のバーディーチャンス、、、チャンスだけだったが。
でもここのパーで何とか2ケタのスコアで終れた。このコースなら上出来のスコアだ。
蛇足だが、アゴ出汁ラーメン、絶品だ、風呂は錆色の天然温泉。プレイ代も高くない。
前泊で行われるこの会、実はこんな立派な名前の会だ。
今回は新社長を囲む会的な懇談会だった。
遠く沖縄の市場、福岡の市場、静岡、富山、茨城県の大手2市場、福島からも。
前回は大阪の最大手市場も、北海道の市場も参加されていた。
直接取引が無くても転送品で皆さん堀之内の花を知っている。
そして情報を欲しがってる。みんなパートナーなのだ。
これだけ業界交流できたのだから、かかった経費は組合に請求しても良いのではないだろう か?
( 2次会のアジア系むっちり姉ちゃんのいる店の分は含まず )