ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

直売

2007年04月02日 | 観察
田村さんは植物園のように多品目栽培。
ゆりをはじめ、チョーリップ、フリージア、アルストロメリア、デルフィニューム、スターチス、カラー、菊、ETC.

特にゆりは多品種を少しづつ、年間を通して栽培する。
ターゲットは農産物直売所だ。
もともと手堅い夫婦経営だったが、10年ほど前、町が物産センターを作った。
高崎市のベットタウンだったので、当時は町で取れる米が直売所で足らないほどだった。
小束にする手間はかかったが、値決めができること、消費者とじかに接することができることなど、喜んで取り組んだ。
鮮度が良くて花が持つ、と喜ばれてうれしかった。
そのうちに深谷市にもでき、富岡市、藤岡市と次々に直売所ができた。

売り上げも落ちたが、よその店からも声がかかった。
ライバルも増えたが大手スーパーへも卸すようになった。
「しんどくなったよ」と言いながら、年齢との戦いも始まった。

今回6軒の農家を訪ねた。
日本の農家は2タイプに分かれる。
後継者に期待する農家と、それ以外の農家。
国の農政は前者を奨励しているが、農協や自治体はそうばかりではない。

今回の出張に初めてヒカラビ君はついてきた。
住宅とハウスが入り組んでいたり、道が狭かったり、農家の玄関に応接間があって地下足袋のままお茶を飲んだりが、新鮮な驚きだったようだ。
教えないのに手探りではじめたブログにいろいろレポートしている。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/hikarabi343
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
子は親の背中をみて育つ (みかんちゃん)
2007-04-02 22:44:58
私たちの娘も、小学5年から、農業をやりたいといいだし、6年になると、さらに本気に考えるようになってきたようです。あまり、私としては、女が農業なんかと思ったりしましたが、本気なら、子供がやりたいように、応援しようと思うようになりました。
後継者ができて、旦那は、うれしいようですが、
一度は『旅』をさせないといけないと思っています。
農業高校でなく、大学の農業科のような所にいかせたいと思っています。まだ先のことですが、気が変わるかもしれないので。息子さんもきっと、父の背中を見て、いろいろ考えているのでしょう。
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Unknown (すず妻)
2007-04-03 10:30:25
子供は親の背中を見て育つ。じーんときました。
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みかんちゃん、すず妻さん (ヒカラビの父)
2007-04-03 12:57:59
コメントありがとうございます。
とても楽しい出張でした。
子供に見られることで親も曲がった背筋を伸ばさなくては、と思う毎日です。
子供は存在そのものが親孝行をしています。
自分はもっとひねくれていたような記憶がありまして、ちょっと複雑です。
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