結局、うまく取り付けられなかった。
取り付けてもらった時に、今井さん(http://jitenshakoubouimai.jp/)の説明だと、ヘッドの下の開口寸法と下ワンの外形寸法が、ほぼ同じかホンに僅かきつかったので、ヘッドの縁とワンの縁のカーブで締めこむ圧力が逃げ合い、ワンが斜めに入りやすかったんだろうと聞かされた。
ありえそうなので理由は納得できた。
私の自作工具では、ワンを押し込む部分がぐらぐらで、ヘッドパイプに対して垂直に強制的に押し込むことができずに、斜めにフリーになってしまい、挿入できなかったみたいだ。
自転車店のパークツールの高価な挿入器具ではめ込んでもらった。あの工具3万とかするので、そんなめったに使わないのはお店に頼んだ方がマシ。
以前に依頼していた後輪ハブのゴリーなベアリングを交換してもらった。
分解すると圧入組み立てをしないといけないので手をつけなかった作業だが、このハブの構造を知りたかったので、自ら分解した。
分解してる最中にベアリング一個がばらばらに分解した。一番ゴリーだった奴みたいだ。結局はフリー内のベアリングが一本がダメだったのだが、シールドベアリングを外すときにベアリングが壊れているかもしれないので、ついでに他の3本も交換してもらった。今井さんによって組みたてられたハブを回させてもらうと、ゴリーが消えていて、滑らかに回る。新品カートリッジベアリングは中にミッチリとグリスが詰め込まれているものなので、すこし抵抗がある。他に重いのは重量のあるグラベル用のリムなので、外周重量があるのでこんなもんか。グリスが馴染んだらわずかに回転が軽くなると思う。
リムはぐにょっと曲がっており、今井さんの診断によると、振れ取りではスポークテンションがばらばらになるので、結局使ってるとまた歪む。ここはリム交換が必要。と言われていたのでリム交換を依頼していた。
ベアリング交換の修理がうまくいかなかったときのために、リムをまだ注文してなかったみたいだ。そこで思いついたことがある。
頼んでから、「なんでクリンチャー?」という疑問が頭をグルグル回っていた。自転車を(しもしない)シクロクロス用で組んでいるで、「やっぱ、チューブレスだろう?」という思いがずっとめぐっていた。
踏ん切りがつかなかったのが価格。クリンチャーリムの3000円/1本に対し、チューブレス(レディ)リムになると10000円/1本と、リムが一本当たり7000円アップする。前後そろってないのは我慢ができないので、前後リム交換で2本になるから、税込みになると増額分は15000円ほどになる。タイヤまで入れると30000円ほどの増額になる。他にもハンドルなどのパイプ類も替えた。最初予算を2万ほどと決めてたのに、気付いて計算してみれば70000円とすでに予定を大幅にオーバー。「(シクロクロス車として使わない自転車に)そこまでお金をかけるのか?」っていうところで思い悩んでいた。
でも自分の満足こそが唯一の薬。これぐらいは思い通りにしたい。性格を考えても、最後までくよくよする。なのでチューブレスリムで組んでもらう事で気持ちは晴れる。晴れないのは薄くなった財布だけ。W
もうすぐホイール側が完成するので、それに合わせて自転車側を完成させないと。