オークションで買ったTT01を分解整備中。
組立説明書通りに組んでも、プラスチックが割れる部分があって、これもたぶん割れてるだろうと、分解整備中。
やっぱ割れてた。
この素材はABS。アクリロニトリル 、ブタジエン 、スチレン 共重合合成樹脂の総称。頭文字をとってABS。
常用耐熱温度は70~100℃と比較的高温に耐えられる。もひとつ重要な点は『硬い』ということ。シャーシやパーツを作る上で向いている素材。
『硬い』ということは、限界以上の力が加わると、割れるということ。割れないというのは、柔らかな素材特徴があるからだ。
あと樹脂も金属も温度によって膨張する。冬の寒さで縮小もする。製造してから、時間がたつと、原子が安定して、樹脂はわずかに縮むという特徴もある。
ねじなどねじ込んで、おいておくと、ねじ金属の収縮と、プラスチック収縮率が異なるため、どうしてもクラックが入る。
特にこのABSはその傾向が高い。なので最近のラジコンでは100%ABS素材というのが見受けられなくなってきている。
なのでこれ発売されたころ、タップを切って、タッピングビスから普通ネジに変えるという方法が流行った。なのでTT02でも昔からのひとはねじを最初の段階で交換してる人がいる。
ナックルは2.5mmか2.7mmのドリルで穴通して、タップ刻んで、皿ワッシャーと12mm皿に変えて取り付ける。プラスチックのワッシャーははずす。
ステアリングワイパーにも2.7mmのドリルで穴通して、タップ刻む。両方をつなぐパーツには、4mmドリルで穴拡張して、古いタミヤパーツのフランジパイプを使って、根べネジ固定。サーボロッドは2.7mmのドリルで穴通して、タップ刻み、ボールエンドを取り付け。
というような、ねじ加工作業をしている。
タッピングネジで組んだときは、割れないが、保管してる間に樹脂収縮が起きて、そのうち割れるらしい。なので不良品と言いにくい。なので収縮おきても問題起きにくいように加工してるが、それでも割れる。
タップは3.0mm、ねじも3.0mmと遊びがないためだ。3.05mmで0.5mmピッチのタップが欲しい。そのため何度も送ったり抜いたりして、ねじ山に余裕を持たせるやり方をしてる。
【ナックルは軸筒が根元に割れが見つかったら交換。】
ねじ締めで縦にひびがはいる。もったいないのでアクリサンデーで補修しているが、そのうち割れる。そのたびに補修。補修が無理なのは、ぶつけて割れが拡張して横に割れて、根元に近く斜め割れ、横割れできると、折れの直前。この場合は廃棄。
なのでこれは補修。
【ステアリングワイパーの接続ロッドは割れたら交換】
ここは割れてアクリサンデーで接着しても、また折れる。しまいにはまっぷたつに折れる。接着していたと思うんだが、レース中に割れていたらしく、ワンヒットで両側とも割れて、折れた。パーツが無くてリアタイヤした記憶がある。
接着はあきらめた。
最近だとTT02パーツに交換してる。TT02は対策済み。TT01Eのパーツも対策済み。TT02のは長さが同じだがアーチが浅いので3mmスペーサーをかます。
プラスチックベアリングだったので、ベアリングへ交換したい。リアトーインプラスチックハブ、アルミモーターホルダーとアルミヒートシンク、アルミの六角ハブ、アルミのサスボールも付けたい。アルミシャフトも付けたい。以前のはTT01Eにしてしまって、こちらの方にTT01のカーボンデッキパーツを移植したい。
まだ少し先のことだが、TT01とTT01Eの2台がコレクションになる。
【6/1追記】
片側がひどい割れ。タップ切っていたところ、割れがスパイダーネット状態なのがわかった。割れの先端がナックル自体を割っていた。筒とナックルのつなぎ目にも割れが入っている。
ここまで割れてるとアクリサンデーで接着したところで強度低下が否めない。
片方は廃棄確定。
TT01のパーツ袋見たが、ナックルが入ってない。ここにはTT02パーツが流用できるが、片方だけ形が違うというのも、なんか面白くない。
注文しなきゃ。
OTZ
【6/2 追記】
新品パーツのTT01のステアリングブリッジが、TT02の部品袋から出てきた。きれいにタップして、TT02のと交換。
割れだけで問題ないと思ってたが、割れの先端がすごく伸びていて、ナックル割れてるのが見つかった。酒はいると、細かいところが見えなくなるのな。
もう一つAMAZONでパーツ注文。
アルミモーターとベアリングは本町ラジコンに買いに行こう。