０８年度 生活保護世帯 過去最多

生活保護、過去最多＝０８年度、８年連続で更新－厚労省(時事通信) - goo ニュース

０５日厚生省の速報値によれば２００８年度の生活保護世帯数が１ヶ月平均で
１１４万８７６６となったそうです。

前年度（０７年）の確定数数に対し４万３４９１世帯の増加となります
同省保護課は９月に確定数を発表しましが過去最多は間違いなしとしています。
これだけ増えていれば素人の爺が見てもいやな記録更新は間違いありません。

爺はここ２年ほど生活保護世帯の事を取り上げましたが０１年度から保護世帯の数は増え続け０８年度まで連続８年最多を更新し１６年連続増え続けている事になります。
これを見ても政府の言う「何とか景気を上回る好景気」が嘘である事が判ります。
もし嘘でなければ「平均で物事を捉え発表するものですから下或いは底の方の貧しさが無視されているのです」例えば平均２％の経済の伸びが有ったとして上位は２０％も延びれば下位はマイナス１８％で平均すれば２％という事でしょう。
トヨタやホンダは胸より上が水面に出ていましたが貧乏人は常に水面下で苦しくて堪らないとの図式です。

さて生活保護世帯数は月別でも３月には最多となる。月間でも今年３月は前月比１万４４７８世帯増の１１９万２７４５世帯で、０８年５月から１１カ月連続で最多を更新していると言う事ですから「麻生政権」による経済政策が的を得てない事は明らかです。
昨秋リーマンショックが襲う前から生活保護世帯が増えているのですよ。
「定額給付金」２兆円も結構なお話（横浜市はまだ申請だけ。現金になっていません）だが「雇用の確保或いは増大」に使われてしかるべきでしょう。

同じ日に北九州市（またかよ？）では３９歳の男性が生活困窮死している報道がありました。
その一方春先でしたか親子で３５万円の性格保護を受けている若い母親がパチンコの金に困り（ギャンブル依存症なのでしょう）万引きだか窃盗だかして捕まり生活保護のあり方が問題になっていました。
原資に限りはあるのですから「有効適切に使って欲しいものです」
９月に確定値が出る頃４－６月の生活保護世帯数が底打ちしていると良いのですがどうなりますか？！


時事通信：
２００８年度の生活保護世帯数（速報値）が１カ月平均で１１４万８７６６となり、前年度の確定数に比べて４万３４９１世帯増加したことが５日、厚生労働省のまとめで分かった。今後、自治体からの訂正報告を受けて９月に確定数を発表するが、同省保護課は「過去最多を更新するのは確実」としている。

　生活保護世帯数は０１年度から最多記録を更新し続けており、０８年度分が確定すれば８年連続となる。月間でも今年３月は前月比１万４４７８世帯増の１１９万２７４５世帯で、０８年５月から１１カ月連続で最多を更新している。

　０８年度平均の完全失業率、有効求人倍率とも前年度より悪化していることから、同課は「景気低迷による雇用情勢の悪化の影響が大きい」とみている。　
（引用終わり）

写真：共同　北九州で生活困窮死した男性のアパート