王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

菅首相 所信表明

2010-06-12 06:44:05 | 政治
超党派で「財政健全化検討会議」…首相所信表明(読売新聞) - goo ニュース

昨日11日午後、衆参両院本会議で菅首相による「所信表明演説」が有ったのです。
夕刻5時のTVニュースでは「FIFAワールドカップ開催」を先に取上げる局が多かったですよ。ついで大相撲の「力士が野球賭博を告白」等その後が「所信表明」でした。

まあ首相任命式前の記者会見で菅首相の考え方の大筋は聞いていましたから「TVニュースの新鮮度」から見ればそうかも知れません。

7時皆様のNHKはニュースの冒頭でした。もっとも7時半からは「FIFAワールドカップ」特番を組んでますから、その点は余裕です。
TVでは:
-その1:「政治とかね」「普天間基地移設」めぐる混乱で鳩山小沢両氏は辞任でけじめをつけた。
-その2:(菅氏は)原点に立ち返る。強い経済・財政・社会保障の一体で実現してゆく。
-その3:無駄遣いと税制の改革を行い「与野党をこえ議論したい」
-その4:外交は「日米同盟」を基軸とする。「日米合意」を踏まえ沖縄の負担を軽減
とか語りました。

何度も書きましたが内政では「政治と金」の問題では早速荒井大臣他の「事務所費の不適切処理」が指摘されています。どうリーダーシップを発揮するでしょう?
「外交」は「日米友好が主軸」なら問題ありませんが「日米同盟(深化?)」では革新性がありませんが鳩山後継を名乗った以上逃れられないところかも??

「普天間基地の辺野古移設」で沖縄や本土で反対している人の合意を得られず、米国からは馬鹿にされその狭間で辞任なんて無いようよくよく考えて行動してください。
今朝のTVニュースでも与野党の論争で野党から「消費税の検討」「普天間移設」「子ども手当の減額」等などはマニフェスト違反だから「衆議院を解散」して民意を問い直せと責められていました。
3年先になって「あの時衆参同時選挙を遣っておけばーー」なんて事が無いよう菅首相にはしっかり政治の舵取りをお願いします。


読売新聞:
 菅首相は11日午後の衆参両院本会議で、就任後初の所信表明演説を行った。

 首相は鳩山政権が掲げた「戦後行政の大掃除」を本格化させる一方、「強い経済」「強い財政」「強い社会保障」の一体的実現を目指す考えを表明した。財政健全化のため消費税率の引き上げを含む税制の抜本改革に着手し、超党派の「財政健全化検討会議」を創設することを提唱する。

 首相は冒頭、鳩山前首相と小沢一郎前民主党幹事長の「政治とカネ」に関する問題や、沖縄県の米軍普天間飛行場移設をめぐる混乱で、政権への国民の期待が大きく揺らいだとし、「前内閣の一員として責任を痛感している」と陳謝。そのうえで、鳩山、小沢両氏の辞任でけじめはつけたとして、国民の信頼回復こそ自らに課された最大の責務だと訴えた。

 内政では「強い経済、強い財政、強い社会保障の一体的実現を、政治の強いリーダーシップで実現していく決意だ」と訴えた。財政の健全化のため、「税制の抜本改革に着手することが不可避だ」との認識だ。

 「強い経済」の実現に向けては、これまでの「公共事業中心」「供給サイドに偏った、生産性重視」のいずれでもない「第三の道」を追求する考えを表明。新成長戦略の実行により、2020年度までの年平均で名目3%、実質2%を上回る経済成長を目指す。

 「強い社会保障」に関しては、新たな年金制度に関する基本原則や、社会保障や税の番号制度の導入に向けた具体的な選択肢を近く提示する考え。

 外交では、「現実主義」を掲げ、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題について「日米合意を踏まえつつ、沖縄の負担軽減に尽力する覚悟だ」との決意を強調する。
(引用終わり)


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