王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

普天間基地移転、厳しいと沖縄知事

2010-06-24 06:46:29 | 政治
普天間移設、厳しいと沖縄知事 首相は日米合意踏襲 (共同通信) - goo ニュース

就任早々菅首相が沖縄を訪問すると聞いて「何か説得の材料でも考えたのか」と爺は思いました。
何と昨日23日は糸満市摩文仁の丘の平和祈念公園で県主催の「沖縄全戦没者追悼式」が開催されそれに参列するためのスケジュール(公務としての)行動だった様です。
そのついでに仲井真知事に面談し「普天間基地移設先を辺野古崎周辺とする」申し入れをした。 勿論この案は日米合意に基づく事を強調している。

仲井真知事は過日上京の折「同じ話を菅首相より聞いている」
答えはその時と同じ。「沖縄の状況ははなかなか難しい」との事。
公式というか建前と呼ぶか「政府と沖縄県の行政府間の話し合いは緒についた」

いまや消費税率のアップばかりが取上げられているが昨夏の政権交代選挙では「日米関係の見直し(日米安保や沖縄の基地問題を含む)」に期待して民主党に投票した人もいた筈だ。この2点では菅政権は「急激に右傾化(保守化)してしまった」

今日24日参院選の公示がされ460名ほどの立候補者がいる様である。
「消費税アップと普天間基地移設反対は共産党と社民党だけ」だとすると投票先に爺は悩んでしまう。

政治が貧困だから沖縄の基地周辺の人や内地でも貧乏人は救われない。
南ベトナムの米国による傀儡政権が崩壊するきっかけは「僧侶による焼身自殺」である。
乱暴な話だが「沖縄の普天間基地移設反対で抗議の焼身自殺が出る」「国会前で消費税率アップ反対の焼身自殺がでる」これが偶然重なる様なタイミングで起ればその時の政権は吹っ飛んでしまうと思うが日本人にその気概が残っているであろうか?
微妙な問題である。


共同通信:
菅直人首相は23日、沖縄全戦没者追悼式に合わせて就任後初めて沖縄県入りし、仲井真弘多知事と那覇市内で会談した。首相は米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設先を名護市辺野古崎地区とその隣接水域とした日米共同声明を踏襲する方針を重ねて表明。仲井真氏は県内移設について「沖縄の状況はなかなか厳しい」との認識を表明した。双方は普天間移設問題をめぐり、今後も緊密に協議していく考えで一致。
(引用終わり)

写真:摩文仁の丘で
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