王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

吉田元所長 逝去!! 福島第一原発事故で陣頭指揮

2013-07-10 07:54:48 | 原発関連
吉田元所長が死去=福島第1原発事故で陣頭指揮(時事通信) - goo ニュース

昨日9日東電福島第1原発の事故発生当時の所長であった吉田昌郎(まさお)氏が薬石功なく逝去されたそうです。
食道がんが原因だそうです。
享年58歳 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

2011年3月11日の事故発生以降、収束に大変な重圧の中で陣頭指揮を執っていたのをTVニュースで見たのを思い出しました。
たしか原子炉に海水注水をやれと言ったり、中止せよと言われたり本店の系統違いの命令や出来もしない命令に怒り狂っていましたよね。
結局命令に逆らって「海水注水は中断せず」後にこれが被害の拡大を防いだとされています。
これはこれとして官僚的会社(官僚機構そのものかもしれません)で吉田氏の言動は批判の向きもありました。

さて今月の参院選では自民党が単独過半数もなんて勢いらしいですが吉田氏の逝去を機会にもう一度原子力発電を推進する自民党にもう一度どうなのかなー?と「眉に唾する」用心深さも必要な気がします。
浜爺は昨日午前中事前投票に行ってきました。
勿論原発推進に反対の野党でしたよ。


写真:吉田元所長

時事通信:
 東京電力福島第1原発の事故発生時の所長で、約8カ月にわたって収束作業の陣頭指揮を執った吉田昌郎(よしだ・まさお)氏が9日午前11時32分、食道がんのため東京都内の病院で死去した。58歳だった。

 大阪府出身。東京工業大大学院で原子核工学を専攻し、1979年4月、東電に入社した。原子力部門を歩み、福島第1、第2原発に勤務。2010年6月、第1原発所長に就任した。

 11年3月11日の事故発生後は、同原発の免震重要棟で陣頭指揮に当たった。首相官邸の意向を気にした東電幹部から、原子炉冷却のため行っていた海水注入の中止を命じられた際には、独断で続行を指示。行動は一部で高く評価された。

 一方、事故直後の対応では、政府の事故調査・検証委員会などが判断ミスを指摘。原発の津波対策などを担当する原子力設備管理部長時代に、十分な事故防止策を行わなかったことも判明した。
(引用終わり) 

コメント
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