王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

韓国 元徴用工・女子挺身隊訴訟 賠償判決!!

2018-11-30 10:14:01 | 外交
日本企業70社にも賠償判決の流れ確実 元徴用工訴訟

昨日29日韓国の大法院は元徴用工・女子挺身隊員ら2件の訴訟で三菱重工業に対し賠償を命じました。
先月末の新日鉄住金に対する賠償に続いて2例目になります。

昭和20年の敗戦以前、原告らが訴えている非人道的行為があったかどうか? 事実の問題が確認されねばなりませんが、仮にそうだったとして「個人の請求権」が1965年の日韓基本条約(平和協定)に含まれるのか否かが「国際法上の問題になりそうです」

漏れ出てくる日韓基本条約の交渉経過を見れば日本側は「元徴用工・女子挺身隊」の賠償問題に言及していますが韓国側はそれらも含めて一括で賠償金額を決めている様です。
何が原因か外務官僚でhアありませんから分かりませんが、結果として韓国政府は賠償金で漢江の奇跡なる好景気を起こし国富増強に成功しました。
簡単言えば「個人請求件に関わる賠償金」を国家が飲んで(奪って)しまったわけです。
今後も続々と起きる同種の訴訟で原告勝訴が出ると日本と韓国は穏やかな商取引が出来なくなります。
と言っても「何は起きても自分の問題として反省することのない韓国(朝鮮民族)と何か言われるとテンション(緊張)が高まり自滅気味の日本民族」との民族気質にまで行き着く問題に見えます。
日本政府は韓国のみならず日本国民に「基本条約の交渉経過」をつまびらかにし法と情理ともに尽くしている事を明らかにして欲しいものです。
しっかり安倍総理のかじ取りを見守っています。


写真:勝訴を喜ぶ元女子挺身隊員の原告ら

朝日新聞:
 第2次世界大戦中に、広島と名古屋の軍需工場で働かされた韓国人の元徴用工や元女子勤労挺身(ていしん)隊員らが、三菱重工業に損害賠償を求めた2件の訴訟で、韓国大法院(最高裁)は29日、同社に賠償を命じた。10月末に新日鉄住金に賠償を命じたのとあわせ、計3件の判決が確定。同様の12件の訴訟で被告になっている日本企業約70社にも賠償判決が出るのは確実とみられ、日韓関係をどう維持していくのか問われそうだ。

 今回、判決が出た2件のうち1件の原告は、戦争末期の1944年、国民徴用令に基づいて広島にある三菱重工業の機械製作所や造船所に動員され、被爆した元徴用工5人(いずれも故人)。もう1件は、同年に「女子勤労挺身隊員」として10代前半で動員され、名古屋市の航空機製作工場などで働かされた女性4人と親族1人。大法院は1人あたりに8千万〜1億5千万ウォン(約800万〜1500万円)を支払うよう命じた。

 判決は新日鉄住金の場合と同様に、一連の動員は「日本政府の朝鮮半島への不法な植民地支配や、侵略戦争の遂行と結びついた日本企業の反人道的な不法行為だった」と認定。原告の日本企業に対する慰謝料請求権は、国交正常化の前提となった65年の日韓請求権協定には含まれないとして、賠償を求める権利は消滅していないと判断した。

 専門家の一人は「この論理であれば、日本の植民地支配に関わる被害が広範囲に司法の救済対象になる可能性がある」と指摘する。29日午後には、残る訴訟12件のうちの1件の、八幡製鉄所(北九州市)で働かされた元徴用工の遺族が起こした控訴審で、ソウル地裁が新日鉄住金に対し1億ウォン(約1千万円)の支払いを命じた。

 判決確定で原告は、韓国内や第三国で日本企業の財産の差し押さえを申し立てることが可能になり、弁護団はこれをカードとして企業側へ協議に応じるよう圧力を強める方針だ。韓国政府が認定した元徴用工は約22万人。弁護団は追加訴訟を準備しており、問題がさらに広がる可能性もある。
(引用終わり)
コメント (1)
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