表題は「半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(旧東芝メモリ)が18日、東証プライム市場に上場した」事を報じています。
うろ覚えで「キオクシア」とググったらば「事実上破綻か?」なんて記事を読みました。
【午前9時に公開価格(1455円)を15円(1%)下回る1440円で初値を付けた。長期記憶に使うNAND型フラッシュメモリーはスマートフォンやパソコン向けの需要が伸び悩み、市況改善に時間を要している。
キオクシア株はその後、個人投資家などの買いが入った。一時1689円まで上昇し、1601円で引けた。終値ベースの時価総額は8630億円となった】と日経の報です。
まずはホッとしたところでしょうか?
しかし同記事の後半には:
『三菱UFJアセットマネジメントの友利啓明氏は「スマホなど民需や産業用需要に左右されるメモリー市況の先行きが不透明なので、高値を追って買いに入る理由はない。上値の重い展開が続くだろう」と指摘した。
キオクシア株を購入した神奈川県在住の50歳代の個人投資家は「年内最後の大型IPO(新規株式公開)でお祭りに参加する感覚だ」と話す。ただ、「大型案件となった東京地下鉄(東京メトロ)と異なり業績が見通しにくく、(今後には)あまり期待していない」』と厳しい意見で結んでいます。
写真:キオクシア上場の式典
日本経済新聞:
半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(旧東芝メモリ)が18日、東証プライム市場に上場した。午前9時に公開価格(1455円)を15円(1%)下回る1440円で初値を付けた。長期記憶に使うNAND型フラッシュメモリーはスマートフォンやパソコン向けの需要が伸び悩み、市況改善に時間を要している。
キオクシア株はその後、個人投資家などの買いが入った。一時1689円まで上昇し、1601円で引けた。終値ベースの時価総額は8630億円となった。
午前11時に東京証券取引所で始まった式典にはキオクシア幹部が出席し、早坂伸夫社長ら7人が順番に上場を記念する鐘を鳴らした。
キオクシアは2018年6月に東芝から独立し、19年10月に現在の社名となった。25年以降に人工知能(AI)向けNANDの需要が強まるとみて、半導体不況下での上場を決めた。調達した資金は最先端メモリーの増産に使う。
上場に伴い米投資ファンドのベインキャピタルが保有株を売り出したことで、出資比率は56%から51%に低下した。東芝の持ち分は41%から32%に下がった。2社は25年6月以降に追加の株式売却が可能となる。
三菱UFJアセットマネジメントの友利啓明氏は「スマホなど民需や産業用需要に左右されるメモリー市況の先行きが不透明なので、高値を追って買いに入る理由はない。上値の重い展開が続くだろう」と指摘した。
キオクシア株を購入した神奈川県在住の50歳代の個人投資家は「年内最後の大型IPO(新規株式公開)でお祭りに参加する感覚だ」と話す。ただ、「大型案件となった東京地下鉄(東京メトロ)と異なり業績が見通しにくく、(今後には)あまり期待していない」という。
(引用終わり)