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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

「ミシュラン」 三ツ星レストラン 東京に8店

2007-11-21 05:33:18 | 社会
格付け「ミシュラン」アジア進出、東京の8店に三つ星評価(読売新聞) - goo ニュース

昨日のTVニュースの平和な話柄はこの「東京に8店の三ツ星レストラン(和風もあるが)」につきました。
中にはそのお店に言って店主と話をしたり店の様子を写して見せていた局もありました。

フランスの「ミシュラン」による飲食店の格付けが東京でもされたという事のようですね。
月曜日の夜の表彰式の様子が映像で流れましたが2ツ星、1ッ星のレストランの表彰もあり大変なお祭り騒ぎに見えました。

解説によれば東京の三ツ星8店は本家パリを除いてはニューヨークやその他の都市よりも多いと喜んでいました。

本来3ツ星は「「そのために旅行する価値がある卓越した料理」だそうでヨーロッパが大陸である事を考えれば王侯貴族が馬車(現在では運転手付きセダン)で隣の国にあるその店に食事を楽しみに行く様な格式なのでしょうかね?

勿論料理人にとっては大変な名誉だそうで「心ある料理人ならこれを得る為にーー」とか解説していました。
しかしそもそも「何が選考基準で選ばれるのか」はっきりしていない事。数年前には内部の告発で「覆面調査をしていない」なーんて話も出ています。
又何度も3ツ星に選ばれる努力に疲れ果てた(多分オーナー)シェフが3ツ星辞退をしてしまった。なんて話も聞いた事があります。

「その為に旅行をする価値のある店」はお値段も宜しい様で、近頃町のランチが700円を越える様になってきているのを快く思わない爺ですから所詮関係ない世界の話でした。わははは

該当店8件についても早速毀誉褒貶両方について書き込みが出ているようです。

皆が喜んでいるのですからそれでいいのです。金のない人は通えないから高い金を払って「不満足な客あしらいと味」に怒る心配はないからです。

爺はふと思ったのです。20年位前「魅惑の世界3大テノール歌手」とかが日本に毎年歌いにきました。マスコミに踊らされて高い金を払って聞きに行った方が大勢居ましたが(その道の通に言わせると)盛りを過ぎた往年の名手との事でした。
日本でも余り話題を呼ばなくなった頃、そう爺は10年ほど前北京に2年住んでいましたがこの「魅惑の世界3大テノール歌手」ついにここに来る!とまーだ稼いでいましたよ。

このミシュランの格付けも欧米では話題性が乏しくなってアジアに進出、まづは踊り易い日本人を躍らせ(必ず最初の企画を成功させるのはパイロット・マーケティングと呼ぶらしい)、10年経たないうちにこれはもう北京か上海でしょうね。

選ばれたお店はおめでとう御座います。
それを目安にお店を訪ねる懐の豊かな人は自分の味覚を信じて行きましょう。それと料理は味だけではありません。
経験的に言えば一見客が短期的に増えると店のサービス水準は覿面に落ちます。

まあ個人消費を幾らか上向かせる効果はしばらく有りそうですね。


読売新聞:
東京のレストランを星の数で格付けする「ミシュランガイド東京2008」の発刊記者会見が19日行われ、最高の三つ星評価に8店の飲食店が選ばれた。東京版はアジア初のミシュランガイド。

 タイヤメーカーの仏ミシュラン社グループが手がけるミシュランガイドは、これまで欧州を中心に21か国分が発行されている。

 22日発売の東京版では都内150店のレストランが選ばれ、〈1〉三つ星「そのために旅行する価値がある卓越した料理」8店〈2〉二つ星「遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理」25店〈3〉一つ星「そのカテゴリーで特においしい料理」117店――という内訳。日本ミシュランタイヤによると、星の総数191は、ミシュランガイドが紹介する都市では最多。ミシュランガイド総責任者のジャン・リュック・ナレさんは「星の評価基準は欧米の基準と同じ。東京は世界に輝く美食の都」と持ち上げた。(引用終わり)

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2 コメント

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全盛期は過ぎても (grazie)
2007-11-21 20:56:14
浜の偏屈爺様

今日は。今日は良い天気でしたね。
実は私は今イタリア歌曲を習っています。
学生時代運動部にいたので、大声を出す自信はあるのですが、楽譜も読めずに、苦労しています。
3大テノールとはパヴァロッティ、ドミンゴ、カレーラスだと思います。最近はサッカーのワールドカップの開催にあわせて、その地でコンサートを開いています。日本の時は横浜で開催されたので、多分「その道に詳しい方」はその際に聞かれたのかもしれません。
かなり詳しい方のようですね。
イタリアの英雄だったパヴァロッティは数ヶ月前に亡くなりましたが、トリノオリンピックの開会式で彼が歌った「誰も寝てはならぬ」(歌劇ツーランドット)は素晴らしいものでした。
全盛期を過ぎている事は確かですが、まだまだ衰えていないという感じを持ちました。
荒川さんも同じ曲で金メダルをとりましたが、これまた素晴らしいかったですね。
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話を逸らさないで (浜の偏屈爺)
2007-11-22 10:00:19
grazie 様 お早う御座います 朝晩冷え込みますね
さて爺の本題は三つ星レストランですが冷ややか見ています。 まあ三大テノールは添え物ですよ 貴君の話はそちらに逸れ荒川嬢の話に行き着きました。
それで三ツ星とどう関連するのと噛み付くほどの事はありませんがね。なんだかなー?!
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