王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

「ほだ木」10回たたけば→シイタケ収量2倍 大分農研センターが明らかに

2022-02-04 09:10:37 | 社会
立てこもりで殺人とかひき逃げみたいな殺伐とした記事が多いこの頃ですが、気の付けの日本農業新聞がホッとする様な記事を書いています。
大分県農林水産研究指導センターは「経験的に知られている、シイタケのホダ木を叩くと収穫が増える」との条件を実験意より明らかにしたそうです。
キノコ(子実体)の発生約2週間前に、ほだ木に散水して10回たたく。それもホダ木の木口より樹皮の方が良く、木の表と裏の5回、計10回叩いたところ、打木すると1立方メートル当たりの発生量(乾重量)は5・7キロとなり、打木なしの2・4キロから倍増したそうです。倍増のメカニズムは解明できなかったとの事ですが倍増となれば、生産者は意欲がわきますよね。
頑張って叩いてください。

写真:写真がコピペ出来ないのは残念です。職員の伯父さんがマスクを付けて作業着姿でハンマーを構えホダを叩いています。

日本農業新聞:
 原木シイタケのほだ木をハンマーでたたくと収量が倍増する――。大分県農林水産研究指導センターは、経験的に知られていたシイタケの増収方法の条件を明らかにした。キノコ(子実体)の発生約2週間前に、ほだ木に散水して10回たたく。県内では温暖化などの影響で冬の発生量が減少しており、センターは生産者所得の改善につなげる狙いだ。  近年、2~4月に収穫する低温性品種の収量減が報告されていて、特にほだ起こし後2年目の発生量減が課題となっている。シイタケはほだ木に振動を与えると発生量が増えると知られており、センターは安全かつ簡易に刺激を与える方法として、ハンマーでの打木の効果と条件を明らかにした。  品種「もりの春太」を使った試験では、1月下旬に打木すると1立方メートル当たりの発生量(乾重量)は5・7キロとなり、打木なしの2・4キロから倍増した。直径10センチ、長さ1メートル程度の発生2年目のほだ木を使用。打木前に散水を行い、ハンマーで表裏5回計10回たたいた。木口より樹皮をたたく方が効果が大きかった。ただ、なぜ増えるのか、メカニズムはよく分かっていないという。  技術は県内の生産者に徐々に普及が始まっている。同センターきのこグループは「今後は、たたく強さや省力化の方法などを明らかにし、生産者の所得向上で新規参入増加につなげたい」と展望する。
(引用終わり) 
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