王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

参院選 最後の日曜日に舌戦

2007-07-23 06:56:59 | 政治
参院選、最後の日曜日に舌戦=与野党党首ら、重点区駆ける (時事通信) - goo ニュース

昨日日曜日はTV各局朝から参院選に関して、各党党首・幹事長・政策委員長など目白押しで「わが党の主張」を訴えていました。
爺は最後に夜9時からNHKの「党首は訴える」を見ました。
見ている途中で気が付きましたが、この番組の為に「党首が訴える」のでは無くて
2-3日前の(恐らく党主催の)演説会のビデオ画像でした。自民・公明・共産各党では党首が力説するとすかさず(桜の)拍手が起きていました。

さてどの党首も原稿も読まず、話が途切れず良くあれだけ上手に喋れる物だと感心しました。これは大切な芸ですね。
小沢氏は目の下に弛みが出てお疲れの様子です。心臓が悪いと足がむくむと聞いています。足もむくみ顔にもとは腎臓の疲れもあるかもしれません。
安倍総理は話の最後に「責任政党である。出来る事はやる。言った事はやる。」と結びました。

正に彼の面目躍如、よう言った。ですがこれが限界でもあります。
「出来る事はやる」のでは単に行政府、つまりお役所の仕事であります。
責任政党は「国の債務残高834兆円」「プライマリーバランス」「行財政改革」について展望を示す事が大事でそれを国民が聞いて安心する。そこの在り様が政治な訳ですが、その点が欠落していました。
日本経済はまだ何%か伸びるのだ、伸ばすのだ。これが無いと財源(税収)が安定しないと他の場面でも力説していましたが、本当に大企業主力で経済が伸びるのでしょうか。民需を踏みつけにしている事を忘れているようです。
「年金問題」も悪いのは社会保険庁で自民党はそれを変える、と力説。戦後一貫して政権政党で役人を野放しにしてきた痛切な反省はありませんでした。
さて民主党小沢氏はどこか農村部の小さな集会でした。
ここ10年自由競争、効率よくて強い奴が勝つで弱者や一次産業(農林漁業)が疲労した。世の中は効率ばかりで測れないことがある。セーフティーネットを張ってからでないと困る。 従来一人区は自民の基盤であったが民主が(みんなの立場を)守るのだから、是非民主に投票してくれ。と訴えていた。中々良い

制度改革をして陳情政治で地方に金を持ってくるやり方(元幹事長だから事情に詳しい)を民主党により改める。年金・子育て(支援)・一次産業振興で地域再生と結んでいた。 良く出来ていました。

でも別の場面では「消費税の年金目的税化」なんて生煮えの事を主張。革新政党として消費税の撤廃に踏み込めない。

公明党は太田代表が「未来に責任持つ政治」として幾つか自民と共に実現した案件を挙げていましたよ。
でも「年金の問題」は「記録の問題と制度の問題」の両側面があり、悪いのは「記録」で「制度」は悪くない。

この主張は「100年安心年金プラン」を提示した坂口元厚労相と同じ対場であるから党として考えは一貫しているが、一貫して駄目(官僚案に丸のりしてるだけ)である。
所詮自民の尻馬に乗っている間の展望しかない。

ここらあたりから各党の持ち時間が少なくなってくる:
共産党は朝のサンプロで「マルクス主義を掲げ資本主義を通じて社会主義に」と語り
司会の田原氏に「何を言ってるのか判らない」と切られ、貴女は判ると話を振られた司会の女子アナに「ソ連では社会主義から資本主義に変わったのでは?!」ともう一太刀あびせられた。

社民党は福島党首
年金、雇用、9条堅守
国民新党は綿貫党首
競争から共生、プライマリーバランスの均衡(そうだよ2011年にはせめてこれ位は実現しないと歳出削減に取り組んだと言えない)
新党日本は田中代表
年金は一本化。個人が減るのだから年金の基礎部分は税金でやる(えらい、年金制度の見直しについて触れた)夕張市は日本の将来の姿。もっと行財政改革をやるべし。
ああ疲れた。
来週の今頃は国民の審判が下っているわけですね。
衆議院の解散にまで政局が動くかどうか。楽しみな一週間であります。

時事通信:
29日投開票の参院選まであと1週間。選挙戦で最後の日曜日となった22日、与野党党首らは大票田の首都圏や重点選挙区を飛び回った。安倍晋三首相(自民党総裁)が経済政策などで民主党批判のトーンを強めれば、野党側は与野党逆転の必要性をアピール。各党が激しい舌戦を展開した。
(以下省略)

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