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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

赤城農相 「給与返納」見送り?

2007-07-24 09:43:29 | 政治
農水相の給与返納白紙に 松岡氏の方針を赤城氏が見送る(朝日新聞) - goo ニュース

報道によれば話は松岡前農相の時の話になる。
農水省所管の「緑資源機構」の官製談合を受けて大臣は、自らへの「処分」として閣僚給与「3ヶ月分の国庫返納」を決めていた。その4日後に自殺の為、返納は実行されなかった。

松岡氏の自殺を受けて後任の赤城農相は「事情の説明を受けていたが、前任の時に起きた話であり、返納は見送られた」そうである。

物は考えようで、役人風に発想すれば前任者の時に起きた問題だから「俺は関係ない」との言い訳もあろう。

しかし爺はその発想はこの場合しっくり来ない:
松岡氏自殺の後を受けて急遽農相に就任したのだから「ラッキィー!チャチャチャ」の「ルンルン」気分であろうに!
「松岡さん どうも有り難う」と熊本の方を向いて手を合わさなければいけない立場であろうに。

爺ならば「そうですか。そういう事情であれば松岡氏の(4日分とは1か月分であろう)分とあわせ3か月分(約74万円らしい)を謹んで返納いたします」と答えたであろう。
(松岡氏の不慮の死で思いがけない大臣の椅子。香典代わりと思えば安い物だ--と思ったとしても)

赤城大臣は就任早々の「事務所費疑惑」の説明不足(帰国後にも新たな事務所費の疑惑の件が起きている)、「疲れた顔にガーゼを絆創膏で貼り付け閣議に出席」:記者の質問にも説明を拒否と話題に欠かない。
一連の流れから見えることは:
「爽やか、すっきり、清清しい」と言う様な言葉に表される言動がない。だから言う事なす事に人を感動させる物が無い。
先の事務所費疑惑のエントリーでも書いたが、この人物が「48歳、東京大学法学部卒、農林官僚上がりの若手議員」である。
知能は品性と連動しないという格好の見本であろう。
「給与返納をしない」との判断を非難されあわてて返納を申し出する無様な態度を見せないで欲しい。


朝日新聞:
農林水産省所管の独立行政法人・緑資源機構を巡る官製談合事件を受けて、松岡利勝前農水相が自殺前、自らへの「処分」として閣僚給与3カ月分の国庫返納を発表したが、生前の松岡氏と後任農水相に就いた赤城徳彦氏がいずれも実行していないことがわかった。赤城氏は就任時に返納について説明を受けたが、本人の判断で見送られたという。副大臣や事務次官ら省幹部は先月、自主返納を済ませている。閣僚の返納だけが結果的に宙に浮いた格好だ。

 同機構の官製談合事件では、東京地検に逮捕された容疑者に林野庁OBが含まれていた。松岡氏は5月24日、「事態を厳しく受け止め、閣僚としての給与月額の3カ月分を自主返納する」との大臣談話を公表。2人ずついる副大臣と政務官も給与1カ月分、事務次官と林野庁長官は給与月額の10分の1をそれぞれ自主返納する方針を示した。しかし、松岡氏は4日後の28日、自殺した(引用終わり)

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