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Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
2012 3/9の拝観5(擁翠園)
写真は、船倉と唐破風鳥居
桜鶴苑を後にして、地下鉄東西線の蹴上駅~烏丸御池駅で乗り換え、鞍馬口駅で下車します。
そこから鞍馬口通を少し西へ進みます。
そこにあるのが、本日5つ目の庭園、擁翠園(ようすいえん)です。
室町時代に足利義満の管領細川満元が、金閣寺造営の余材をもって邸宅を築いたのが始まりです。
江戸初期に徳川家康がこの地を後藤長乗(彫金師)に与え、小堀遠州らの助力を得て「擁翠園」を造営しました。
やっと小川治兵衛の呪縛から解放されました(笑)。
2003年までは京都貯金事務センターが所有し、その時は春と秋に一般公開されていたそうです。
2007年に医療機器メーカーが購入し、研究所を建設することになりました。
しかし庭園の保存や発掘調査で計画は遅れ、やっと2011春にその研究所は稼動しました。
今回は仕事(ココ大事)での研修の一貫として庭園参観が許可されました。
ですから、最初に医療機器の説明を受けています(笑)。
一般の参観は現時点では困難でしょう。
こちらも「平日で」とお願いがあったので、清風荘、桜鶴苑と日程を合わせてこの日にした訳です。
ここも今後の「鞍馬口、寺町散策」で詳しく掲載します。
大まかには、無鄰庵ぐらいの広さで、琵琶湖を模した池になっています。
いろいろ書きたいですが・・・今回はガマンします(笑)。
取りあえず言えるのは、貯金事務センターの頃の写真とは見違えるぐらいきれいに整備されていました。
是非年に数回でも一般公開をして欲しいですし、先方にもそのように申し上げておきました。
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無鄰菴1 通常参観(岡崎散策5)
写真は、紅葉の庭園
無鄰菴(むりんあん)は、明治の政治家“山縣有朋”の別荘で、庭園は七代目小川治兵衛の作庭です。
南禅寺別荘群の中で、数少ない常に参観出来る庭園です。
アクセスは、地下鉄の蹴上駅で下車し、南禅寺前の交差点を仁王門通へ道なりに左にカーブしながら直進します。
左手に“無鄰菴”の案内があるので、左折してすぐ左手に入口があります(簡易地図)。
参観料は400円です。
狭い木戸をくぐると、広い近代日本庭園が飛び込んできます。
左手に母屋が、右手に洋館があります。
母屋に座ってお庭を見られますし、別料金300円で抹茶とお茶菓子も注文できます。
洋館の1階は7代目小川治兵衛関連の展示室です。
2階は日露戦争開戦時に山県有朋、伊藤博文、桂太郎、小村寿太郎の4人が無鄰菴会議を開いた部屋が保存されています。
4/21の無鄰菴会議の日のイベントに参加すると、通常は閉まっている窓が開け放たれ室内にも入ることができます。
お庭は池泉回遊式庭園で、小川治兵衛の作庭らしく小川が流れています。
お庭は広く築山がないので、一面見渡せるような感じです。
石組、芝生や散策路に沿った苔がきれいです。
散策路を歩くと端まで歩いて行け、最奥には滝があります。
順路に沿って戻ってくると、洋館の手前に隠れるようにお茶室があります。
これは藪内流のお茶室、燕庵(えんなん)を模してつくられています。
7代目小川治兵衛の庭園としては初期のものであり、今後「南禅寺別荘群」を見られるならば、非常に参考になるので是非見ておかれるといいでしょう。
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2012 春 本法寺の特別公開の案内
写真は、秋の三つ巴の庭
昨日ご紹介した宝鏡寺の隣にあります。
庭園の公開は普段からされているのですが、今回は長谷川等伯の涅槃図の公開です。
日程は3/15~4/15。
通常は複製ですが、この時期だけ本物です。
両方見たことがありますが、ホンモノの迫力は全然違います。
是非一度その目で見てみてください。
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