goo

2013 第47回 京の冬の旅の分析


上表は、過去1年間の春、秋の非公開文化財特別公開と京の夏の旅、京の冬の旅

2013年の京の冬の旅が年明けから始まります。

8月末に速報を出していますが、これらを公開の頻度(レアさ)で評価していきます。

まずは1番上、色なしの得浄明院
ここは事前に電話をすれば内部の拝観も可能です。
また同様の特別拝観も春と秋に行われることが多いです。

次に青色知恩院 三門東寺 五重塔初層内部です。
通常は確かに非公開で内部も素晴らしいのですが、公開頻度という意味では上表からも明らかなように、1年に3回以上公開の機会があります。

3つ目は紫色聖護院門跡です。
ここは通常はハガキによる事前予約制で拝観できます。
今回は予約不要になるので、その分手軽に拝観できる機会です。
しかし予約さえすればいつでも拝観できるので、それほどレアではないです。

4つ目は黄色金戒光明寺霊鑑寺宝鏡寺です。
これらは過去に出てきていないので、一見レアなように見えます。
しかしいずれも例年春と秋に独自に特別公開をされているので、実はそう珍しいものではないです。
ですが通常は春と秋ですので、降雪した日に行けば、降雪した庭園を見られるという点ではレアな機会です(ただし宝鏡寺は撮影禁止)。

5つ目は、黄緑色三時知恩寺です。
ここは通常非公開で、独自の特別公開もないので本来レアです。
しかしこの表の1つ前の”2012 秋の非公開文化財特別公開”に公開があったので、レアさでは少し落ちます。
もちろん前回を逃した方には絶好のチャンス再来です。

6つ目は赤色の大聖寺、東寺 小子坊、仁和寺 金堂 五重塔初層内部、妙心寺 大庫裏、経蔵、妙心寺 東海庵、相国寺 慈照院です。
東寺 小子坊は”2010 京の冬の旅”で公開があり、
仁和寺の金堂は”2012の春”に公開がありましたが、五重塔初層内部は初めてで、
いずれも非常にレアです。

これらの情報もどこを拝観するかの選定基準の1つとして考慮してみてください。

個々の拝観内容等については、明日から1つずつ掲載していきます。

アンケートを実施しています。
左サイドバーにあります。

携帯の方はココ

特別拝観・予約拝観の索引へ

「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 22 ) | Trackback ( )

2012 12/24の拝観報告(聚楽第跡 現地説明会)


写真は、聚楽第本丸の石垣(写真上が東)

今日は、先日話題になった「聚楽第跡 現地説明会」があり、かつ自宅からも近かったので歩いて行って参りました。

場所は堀川丸太町の北西、智恵光院下長者町下るのある、京都府警本部西陣待機所の建て替え工事現場です。
京都ではある程度古い建物が建て替えされる際には、必ず発掘調査があります。
今回は場所も場所、聚楽第 本丸の石垣が出てきました。

この現地説明会が本日1日のみ、10:00~16:00にありました。
南側に隣接する辰巳児童公園で説明書きを貰い、北側の工事現場に順に並びました。

東西30mに渡り、石垣の最下段(高さ2.3m)が見つかりました(写真)。

安土桃山時代はまだ石を切る技術が十分でないために、そのままの石をきれいに組み上げていることや、本丸への正門があったと思われる東側の方に大きな石を使用して、見栄えをよくしていることなどの説明がありました。

今まで聚楽第は完全に破却されたといわれていましたが、このぐらいは残っていたようです。

これは今後また埋め戻すそうです。

実はうちのマンションも建設前に新築で購入しましたが、このような発掘調査である有名な方の邸宅の築地塀や瓦などが出てきて、
完成が6カ月遅れました。

自分に関係ない場所なら純粋に「おお、すごい」で済みますが、
当事者の時は、「マジで!」って思いました。

まあ今回は、「すごかった」です(笑)。

 アンケートを実施しています。
左サイドバーにあります。

携帯の方はココ

「京都のおすすめ」の総合索引へ

コメント ( 31 ) | Trackback ( )

官休庵の拝観予約


写真は、官休庵の門前

武者小路千家の官休庵は1か月以上前にハガキで予約すると、一般人でも拝観が可能です。
毎月1回は一般対象に見学会をされているそうです。
またそれとは別に各団体が企画される見学会も場合によっては存在します。

方法
往復ハガキに、
・住所
・氏名
・年齢
・電話番号
・人数
・希望日(1か月以上先の3日。時間指定は無理)
を記載して、
〒602-0936 京都市上京区武者小路通小川東入613
官休庵 宛てに送ります。

すると希望日ないしはその直近に見学会があると、それを案内する電話がかかってきます。
僕の場合は、希望日にwin win asahiでの見学会があるのを紹介されたので、そちらに合流しました。

要するに、拝観申し込み者が多い日に一般の見学会を開催されるようです。
もしくは企画での見学会があることもあるので、個人申し込みの場合は希望日を見て、そのどちらかに合流させているようです。

特別拝観・予約拝観の索引へ

「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 0 ) | Trackback ( )

浄住寺1 通常拝観(松尾散策12)

-
写真は、紅葉の門前

浄住寺(じょうじゅうじ)は黄檗宗の寺院で、拝観は無料です。
ここはなんといっても紅葉が見事です。

もともとは平安時代開創の嵯峨天皇の勅願寺で、天台宗寺院でした。
その後衰退しますが、鎌倉時代に冷泉家と並んで有職故実に通じた公家の葉室氏によって律宗の寺院として再興されました。
再度衰退しますが、江戸時代に鉄牛禅師のもと、葉室氏の協力で黄檗宗寺院として再興され現在に至ります。

門前に立つと、土塀の先に真っ直ぐに100m程の参道があります。
途中に10段程度の階段が2か所ほどあり、遠く正面に本堂(禅堂)が見えます。

段々と緩やかに奥に向かって登っていくところが一層風情を増しているように見えます。
参道途中の右手には石碑があります。
参道を登り切ると、正面に本堂、右手の石畳の先に庫裏がありますが、内部には入れません。
本堂の内陣中央には本尊の釈迦牟尼仏像がお祀りされています。

本堂と庫裡は回廊で結ばれており、この回廊の門の隙間から方丈前庭が垣間見えます。
秋の紅葉時にはこの門が開けられており、内部が見えるようになっていました。

拝観料も無料ですし、秋は立ち寄る価値ありです。




コメント ( 0 ) | Trackback ( )