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2012 12/1の拝観報告8 最終(苔香居)


写真は、離れの疎影軒。

そして浄住寺の後、さらに南下します。
その先にあるのが、苔香居(たいこうきょ)です。

ここは通常は非公開で、年数回事前申込制で公開があります。
そもそもここの存在は今年の春に、super-meteorさまから教えて頂きました。
予定が埋まっていた春はパスしましたが、秋の公開予定を見ると12/1、12/2。
ちょうど苔寺参観を目論んでいた時期に符合したので、迷うことなく10月末頃に両者同時に申し込みました。

そしてさらに後からの浄住寺。
悪運が強いとよく言われます(笑)。

さて苔香居は、昔庄屋をしていた山口家の旧宅です。

基本は山口家の伝わる”きものの虫干し会”とお茶会です。
大きな母屋には着物が展示しておりますが、室内の意匠も楽しめます。
またお蕎麦やコーヒーも頂くことができます。

そしてに最後に裏の露地庭園の奥にある1畳台目(1+3/4畳)に板の間のお茶室”泰庵”でのお茶席があります。
躙口から入り、1畳に4人が座る小間のお茶席です。
僕実は、小間のお茶席は初めてでした。

しかし4人の構成が、60代ぐらいのご婦人1人、30代の男女と僕。
その30代の女性は着物を着てお茶をやっておられる方でしたが、連れの男性は全く未経験の方でした。
僕もちゃんとお茶は習っておらず、手順だけは覚えている程度でしたので、この組合わせはラッキーでした。
僕もも粗相なく楽しくお茶席を楽しめました。
最近、懐紙、菓子切りに扇子の出番が多かったですが、もうしばらくはなさそうです。

総じて最初は緊張しましたが、慣れてくると非常に楽しかったです。
小間のお茶席も経験できましたし。
また苔香居の方々のおもてなしも細やかでした。

結局ここに16:00前まで長居をして、この日は帰宅しました。

アンケートを実施しています。
 左サイドバーにあります。


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alberoさまへ お正月の京都


写真は、伏見稲荷神社の楼門と拝殿

ご質問
1月2日か3日に家族で上洛しようかという話が持ち上がっています。
紅葉の時期に比べ込み具合などはすさまじいのでしょうか?
正月に行ったことがないので想像もつきません。
まだどこに行くのかも全く決まっていません。
行くのなら車でということになりますが、正月ならではというおすすめのコースがあればご紹介ください。

回答
僕自身も正月三が日にそれほど出歩く訳ではないので、メチャクチャ詳し訳ではないですので、分かる範囲でお答えします。

人出
初詣ですが、1/1の0:00や同日の午後などは多いですが、1/2や1/3ならまだマシでしょう。
女性はもう”初売り”ですからね(笑)。
しかし伏見稲荷大社はどうでしょうか。
周辺の道も狭い上に、京都で唯一初詣の人出が全国best5に入るようなところですからね。
僕自身も今まで敬遠していました。


市内一般道路はむしろ通常よりも空いているでしょう。
しかし拝観地近くまで行くとなると、伏見稲荷大社や八坂神社は大変なのではないでしょうか。
下鴨神社、上賀茂神社は経験がありますが、大丈夫でした。

拝観場所
初詣と拝観場所の組み合わせでしょう。
初詣はいいとして、拝観場所ですが、
建仁寺の両足院、東福寺の勝林寺、二条城庭園などは正月の特別拝観を実施しています。

それらと組み合わせる方法です。

・八坂神社+建仁寺 両足院+α(車で八坂までは厳しいので、京阪沿線でパークアンドライドでしょうか)
・伏見稲荷大社+東福寺の勝林寺+α(車で伏見稲荷までは厳しいので、京阪沿線でパークアンドライドでしょうか)
・上賀茂神社+二条城庭園(これは両方車で大丈夫)
などです。

どれぐらい京都におられるつもりか分かりませんが、まずはこんな感じです。

アンケートを実施しています。
左サイドバーにあります。

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大徳寺26 特別拝観16 三門(金毛閣)

写真は、三門(金毛閣)の正面

人数を10名前後集めて、然るべき筋にお願いすると楼上拝観が可能です。
また2024/6/22に事前申込制で和敬会の会員事業で拝観がありました。

勅使門の右手から入り、一旦三門の裏にまわり西側の階段から登ります。
ここの階段も三門のお約束ですが、非常に傾斜が強いのです。
さらに階段の途中で非常に天井が低く、スペースも非常に狭いところがあります。

楼上の外廊下を進みます。
楼上内の広さは知恩院と同じぐらいで、正面に釈迦如来像、その左右に十六羅漢が並びます。

天井は5間あり、中央3つの天井には長谷川等伯の龍図があります。
ここの署名は“等白”となっています。
これは真名の信春と等伯の間に使用されていたものだそうですが、この大徳寺三門の龍図でしか確認されていないそうです。
また1番右手の天井には迦陵頻伽(かりょうびんが)が、1番左手には双頭の供命鳥(ぐみょうちょう)が描かれています。
普段は扉を閉めておられるので、天井の龍図は剥落も少なく非常にきれいな状態です。

また内陣中央には釈迦如来像(宝冠ではない)が、脇侍に阿難尊者と摩訶迦葉 尊者が、左右には十六羅漢像がお祀りされています。
釈迦如来像の頭上の天井は折上で、平等院の雲中供養菩薩のような飛天女像が5体配されています。

左右の柱には仁王像が描かれています。

正面に向かって左手(西側)には大きな厨子があります。
この中に、かの利休像が安置されています。
三門楼上に自身の像を置いたために切腹になったとか云われていますね。
しかし当時の木像は利休本人と共に処刑されているので、現在のものは幕末に再度安置されたものだそうです。

2020年9月の予約特別拝観では、三門の中央をくぐらせてくれました。




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