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2012 12/29の拝観報告(醍醐寺 五重塔開扉)


写真は、清龍宮拝殿。

もう年の瀬、29日。
でも、行きます(笑)!

29日は醍醐天皇の月命日。
醍醐寺で写経をすると、五重塔初層の開扉(かいひ)が拝観できます。

これも日付け開催なので、こんな今年最後のチャンスを逃す手はないです(笑)。

しかも今まで、
東寺 五重塔(国宝)
八坂 法観寺 五重塔(重要文化財)
海住山寺 五重塔(国宝)
の初層開扉に行きました。

あと京都府下にある国宝・重要文化財の五重塔で、人が入れる規模のものは
醍醐寺(国宝)
仁和寺(重要文化財)。
(東寺の宝物館に重要文化財の五重小塔(161cm)があるので、”人が入れる規模のもの”と付記しています。)

スルドイ方はお気づきでしょう、
仁和寺の五重塔開扉は、2013年京の冬の旅であるのです。
ですからここで醍醐寺に行っておくと、

「京都五重塔初層 開扉 制覇」
がグッと近づきます(笑)!

さて今日の話に戻ります。
12:00頃車で出発し、堀川通→五条通→山科区に入り→東野から外環→名神の下をくぐって→醍醐街道→随心院に寄り道して→12:45に醍醐寺に到着しました。

今日は霊宝館は休みでしたので、2か所拝観券を買いました。

まず写経ですが、上の写真の通りメチャ少ないです。
そして上端に写っているの整理券を出すと五重塔の礎石に登れ、四方の開け放たれた扉から内部を拝観できます。

また詳細は12/31の10:00に本編を掲載しますので、感想だけ。

さすがに1000年以上前から建つ京都府下で最古の木道建築物だけあり、風格はもちろんのこと造りも見事ですね。

天井の格天井の細工がハンパではないです。

一見の価値は十分にありです。

しかし、仁王門から入るのに600円(2か所拝観なら500円)に、写経が1000円。
さらに今回は駐車場代が700円。
五重塔開扉に2200円も費やしました。
この高コストだけが問題ですね(笑)。

この後、一言寺→法界寺→日野誕生院と再訪門して帰りました。

アンケートを実施中しています。
左サイドバーにあります。
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清浄歓喜団


写真は、清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)

東大路通を八坂神社から少し南下した西側にある亀屋清永さんのお菓子です。
京都駅の伊勢丹の地下1階でも売っています。

奈良時代の遣唐使が我が国に伝えた唐菓子(からくだもの)で、1000年以上の歴史があります。
京都検定にも出題されますし、2012年大河ドラマ”平清盛”にも数回登場しました。

中は小豆餡で、7種類の香が入れてあるそうです。
それを包み、胡麻油で揚げています。

ですから外はカチカチです。
食べる時も”上は固い”ので、下の餡の方から食べるよう購入時に言われます。

”餡に7種類の香が入れてある”と書いたように、なんか”線香のような匂い”がします。
大きさはライターと比べれば分かるように、大きくはないです。

そして、これ
1つ525円
します。

まあツッコミどころは満載ですが、お話のネタにはなります。

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松殿山荘2 大書院、中書院(宇治散策23)

写真は、中書院

まず大玄関の正面奥に大書院があります。
ここは30畳の広間で、床の間、付書院がありますが、それ以外の3面はガラス戸で、庭園が広く見渡せます。

さらに左手に進み隣の棟に入ります。
ここの1階は中書院です。
手前にある8畳の“控えの間”の下地窓は丸と四角が上下に並んでいます。また天井の一部が網代模様です。
中書院(瑞凰軒)は10畳と次の間8畳があり、ここも大きいです。
次の間の天井は丸、瑞凰軒の天井は四角の格子になっています。
付書院には修学院離宮の霞棚を左右逆にした霞棚があります。
また正面の庭には頂上が三日月型にくり抜かれた石があり、これは嵯峨天皇ご遺愛の手水鉢と云われています。

この中書院には2階があり、階段を登って上がれます。
2階を“眺望閣”といいます。
18畳の立礼席です。
窓が低く作ってあり、座ったままで眺望が楽しめます。
そもそも松殿山荘自体が高台にあるので、なかなかの眺望です

中書院のさらに奥には西書院などがあるようですが、ここは参観できませんでした。

大玄関に戻ります。
大玄関から右手の廊下をさらに右に進むと、天五樓(てんごろう)で天五屋敷の大広間を移築したものです。
ここから見える紅葉もきれいでした。

右手の廊下のさらに奥の右手には楽只庵、蓮斎、不忘庵などのお茶室がありますが、通常内部は参観出来ません。
2021/3/12のよみうり文化センターの「関西洋館ノスタルジー」で茶室内を見学出来ました。
玄関から右手に進んだ廊下の突き当り左手に、まずは水屋があります。
水屋の正面に二畳台目の不忘庵、左手に7畳の楽只庵があります。
天王寺屋ではこの不忘庵で幕府の重鎮などに用立ての話をしていたそうで、茶室の名前もそういうところから来ているそうです。
身分の高い方が来られるので、躙口の脇に貴人口もあります。
隣の楽只庵には、点前座の脇に大きな踏み込み床があり、そこに飾る花は点前座からが1番よく見えます。お客さんのためではなく、点前をする自分のために飾るあたりが”楽只”の神髄のようです。
露地庭園の石畳をまっすぐに進むと、蓮斎があります。
蓮池の上に浮かぶように造られており、3畳の玄関を経て、10畳間+縁があります。天井が折上格天井ですが、折上部分が網代、格天井の縁は真っ白で、中はグレーや茶色が雁行状に配されていました。




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